「身につまされてしまう。リアル!明日は我が身。」アリスのままで Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
身につまされてしまう。リアル!明日は我が身。
50才で若年アルツハイマーになる大学教授、ジュリアン・ムーアの映画です。
5年前に映画館で観た時はまぁまぁかな…と思ってたのですが、今夜観たらやたらと泣ける。
ワインのせい?
それとも、自分の歳と近くなったから?
正直、以前よりかなりリアルに感じた。
だんだん色んなことを忘れ、自分が自分でなくなっていくことは、恐怖だと思います。
まず子供返りしていった後、徐々に人格が壊れていき、老け込み、無感動・無表情になっていく様子を、ジュリアン・ムーアが見事に演じていました。
悲しくも、支える家族の愛が眩しい映画。
そう、記憶は、宝物。
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Mさんのコメント
2023年3月12日
「そう、記憶は、宝物」
名言ですね。
以前から「時間は命」と思ってきましたが、「記憶」も命ですね。
高校の頃、身近な人が死んだ時に「アフリカのある地方では、人の死は、その人のことを誰も覚えていなくなった時だよ」という話を聞いて、なんか、あたたかな気持ちになったのを思い出しました。