「ちょっと感動する」映画 ビリギャル プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと感動する
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全く勉強せず煙草がバレた女子高生が停学中に個人レッスンで慶応を目指す。
学校の先生はクズ扱いして来るが、塾講師は自分の可能性を信じてくれた。
父親にも問題があって、プロ野球志望の弟ばかり可愛がる。
なので母親は自らパートで働きまくって娘の受講料を捻出。
やがて弟は高校に入学するも自信喪失し、父に内緒で野球部を辞める。
そしてちょっとグレたので主人公が注意したらお前も同じと言われた。
それで一念発起して慶応に合格。
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こういう映画って大体大げさになってるし、そんな記事もよく見かけた。
主人公は映画ほどバカじゃなかったとか、科目の少ない入試やったとか。
ちょっと自慢にはなってまうが、おれもビリに近い下位から、
腹くくって頑張って半年の独学で有名国立大に受かった経験を持つ。
だから序盤の嘘くさい展開には正直ムカついたりもしたわ。
主人公のバカを強調したいあまり知能に障害があるかのような描き方で、
その時点で全く感情移入できんかったんやが、そのうち慣れて来た。
やがてちゃんと苦悩や思いやりを持った点が見え、応援する気になって来た。
単なる受験戦争場面ばかりでなく、家庭の問題も絡めたのも良かったのかな。
そんなこんなで主人公やそれを取り巻く面々の一生懸命さに心打たれたわ。