「聴覚を研ぎ澄ます…」イマジン ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)
聴覚を研ぎ澄ます…
TSUTAYAにてDVDラベルを見て興味が湧き、鑑賞した。
ポーランド映画ということで、ハリウッド映画やフランス映画とはまた違った雰囲気が自分にはどストライクだった。
盲目の教師と盲目の少女のラブストーリーではあるが、ヒューマンドラマ的要素が強い。
基本的にはキャストの顔や表情を撮るカメラワークで、彼らの聴く音や彼らの会話から鑑賞者自身も彼らの周囲にあるものを想像するようにできている。視覚障害者をテーマにこれほどまで音に執着した映画は今まで無かった気がする。それにより、鑑賞者が映画にのめり込みやすい構成になっている。
どこかピュアで繊細でさりげないラブストーリーが心にとても染みる。キャストの演技もとても良かった。
ここ最近見た映画では一番良かった。
コメントする