レインツリーの国のレビュー・感想・評価
全7件を表示
メールなら聴覚障害は関係ない
メールのやり取りの映画というと、森田監督の「ハル」を思い出すが、それから20年、メールの主体はパソコンからスマホへと変わり、いつでも送信、受信ができるようになり、すぐに反応できる。ある時はわざとすぐに反応せず、夜の9時をまって送信したりするところが面白い。
メールでは心が通じ合える二人だったが、なぜか実際に会うといつもギクシャクしてうまくいかないのが何とも歯がゆい。ただ、原作を読んでいたので、ハッピーエンドになることがわかっていたので最後まで安心して楽しく見られた。最後に長髪を短髪にするシーンは、原作では想像できなかった「なぜ短髪にしたら綺麗になるんだ?」というなぞが、スクーリンの短髪になったひとみを見て納得した。
気になった点を一つ。
ひとみが働いている旅行会社が、ひとみに対するいじめやセクハラがあったが、たぶん、ひとみがかわいそうな境遇にいることを強調する意図であると思うが、不必要だ。最後がハッピーエンドなのだから、この会社の人たちも、最後は彼女に対して理解を示すような展開があったら別だが。
変われる所から変わりたい
本から繋がる単調な恋愛映画
なのかなと思って見始めました。
まぁ本が出会いとなる物語は
好きなので、それだけでも
満足だったんですが、
二人がお互いに信頼しあっていく
過程が丁寧に描かれていて好感が
持てました。
というか、
本当に自分が感じたことを表現して、
はじめは反発や空気が凍りながらも、
その事が、発言した人の信頼に
つながっていく。
そんな当たり前のシーンが
なにか心に感じる事があって
みいってしまいました。
周りにまだ沢山仲間がいた
以前には当然だった習慣でした。
社会にでていつしか空気を読んで
振る舞う事で、世間の正解のような
受け答えしか出来なくなっている
自分が寂しくなりました。
当然の事ですが、周りは関係なく
自分を一番に思ってくれて
いい方向に変えてくれる付合いから
初めて、恋愛や友情が生まれるんだな
と思い出します。
メールのやり取りで、
心配な事、不安な事を忘れて
心から笑えることが幸せと思う…と
彼女が書いてましたが
そういうお互いの価値観を語り合う
時間が一番貴重なんだと思います。
変われる所から変わりたいと
髪を切ったひとみの表情がなんとも
いえなくて、本当に恋愛しているようなはにかみには、
背中がむずむすしました。
作風としては
二人の感情の繋りを、糸で表現する
言葉選びや、家族のかけがえのない生活を 刻んだ時間として覚えていると表現する台詞がとても詩的でいいです。
個人的には、信が実家の美容室に
ひとみを連れて行くときに、
彼女の心を勇気づけるために、黙って
彼女の手をつないで連れて行く
シーンが好きです。
最近心に隙間があるなぁと思う人に。
おすすめ。
原作のイメージとは少し違う
原作は結構前に読んでいて映画をやっと見ることが出来た!!
う~ん、、、微妙。
西内まりやの演技がとくに微妙。。
原作読んでるからかひとみさんはそんな子じゃない!って思うところがちらほら。
もっと意地っぱりで面倒くさくて、でも本当は素直でいい子ってイメージやけど
こちらはあざといイメージがつく演技だったのが残念。
キスマイブサイクで間抜けなイメージもってる玉ちゃんの演技が
おもっていたより上手だったのでなんかほっとはした。笑
よかったよーな…普通なかんじです。
玉森くんもまりやさんもすてきだったと思います。
だけど、脚本というのか、内容の進行に起伏がなく、おもしろさはないです。
作品がさわやかなぶん、
妙に、ひとみさんが襲われるシーやいじめが怖くて気持ち悪い(笑)
映画館出た後、それでけっこうぐったりしました。
自分もOLだったので強烈で、映画の内容よりそっちのほうが印象的かもしれない。
恋愛ものみにきて胸キュンキュンというよりは、障害のある人の気持ちやエピソードを知るために見てる、そんなかんじです。
人物像はリアルに描かれていて、本当に居そうなかんじ。
色々大変だったひとみさんが、幸せになれてよかったよかった、と最後はほろり涙しました。
お父さんはどうなったのでしょうか…??
最後に息子を思い出すような伏線があったような気がしたんですけれど。
小説読んでませんが、おそらく、小説のがいいのだと思います。
ハッピーエンドで、ふたりが好演し、
満足な映画ではないですが、かんじのわるい作品ではありませんでした。
カップルで見ると、色々考えさせられていいのかも。
うーん…という感じ。 この言葉に尽きますね… 映画は約二時間まとめ...
うーん…という感じ。
この言葉に尽きますね…
映画は約二時間まとめなくてはならないから
仕方ないのかなあという感じはしますが、
物語が淡々と進み過ぎている。
あんなに数通で会ったことない状態から好きな人って…(笑)
会ったのもたった3回なのに…
付き合うまでの積み上げ段階といいますか、
なんだか軽って思ってしまいますね…
ラストシーンもハッピーエンドにもっていくには仕方ないのかもしれませんが、
なぜ別の電車に乗ったのにひとみは伸に追いついてるの?!など突っ込みどころがたくさんある映画でした。
うーん…玉森さん目当てならいいんじゃないでしょうかね…
3回見ました☆
娘が玉森くんのファンということもあり舞台挨拶から見に行きましたが、ただの恋愛物語ではなく障害者との向き合い方も教えてもらい本当に涙が何回もでました。もちろん玉森くんはかっこいいし普段使わない関西弁も素敵!あんなぐいぐいきてくれる男性憧れます★まりあちゃんもかわいく髪を切ったら本当に美しかった♡最高です!!
問題定義は有っても無いに等しい。
原作は出版されて直ぐに読んでいたが、何せかなり前の事。
もう既に詳しい内容は失念。確か、メールのやり取りを介した爽やかな恋愛物語だった…としか思い出せない(汗)。
映画が始まり段々と思い出しては来たが、果たして何処までが原作通りで、何処が映画オリジナルなのかも分からない状態。
【彼】の家族・父親との関係及び会社の先輩・追い掛け廻すOL…うん?思い出せん。
【彼女】が障害を抱えていたのはちょっと思い出した。が、しかし。会社での陰湿な状況。事件等…どうだったっけ?うん!思い出せん。
【彼】とのメールのやり取りも、多分ですが大体原作通りの様な気がする。(いい加減だな俺も)
原作を読んだ記憶だと、爽やかな恋愛物語だった…と既に記したが、改めて映画を観てみると。映画の中で【彼】が語る様に、「かなり自己主張が強い2人の話だなあ〜!」…と言ったところ。
お互いに、その空気を察しては直ぐ謝るのだが。文章を読んで得たやんわり感とは違い、そこはやはり映像による力が大きいのでしょう。お互いが怒り出し、自分の立場による主張が始まると、観ていてなかなか気分が良い事は無い。
勿論これらは、その後再びこの2人が心の糸を繋ぎ合わせる為に重要なのは承知してますが…。
そうなのだ!一応は難聴者としての意見。健聴者の意見双方を取り入れて、問題定義をしてはいるのだが、それらの問題意識に関して深く立ち入る事は無い。
尤もこの問題に対し、より深く立ち入るには、ドキュメンタリー映画こそ相応しいのでしょうが。
記憶が曖昧だが、原作自体は恋愛物だと記憶しているのだから、この程度の問題定義で良いのでしょう。何よりも主演の2人はアイドルなのだから、あまり深刻な話にしない方が賢明と言える。
早い話が2人が魅力的に映っていれば“全ては正解“なのだ。(東京人の俺から見ても、違和感ありありの関西弁は…?だけど…)
結論!
西内まりやが可愛いからOK(-_-)キッパリ
全ては暗くふさぎ込んでいるヒロイン。西内まりやの明るい笑顔を最終的には如何に魅力的に撮るか…。その事だけに集約した演出に間違いない。
その先には、あの『ローマの休日』のオードリ・ヘップバーンを意識しての演出なのは、明白ではありました。
ん?【彼】の方っスか?
おっちゃんジャニーズには興味無し(-_-)再びキッパリ!
それにしても、多くの脇役達は最終的にははったらかし状態に…。まあ!そんなもんでしょう。
しかし、クライマックスでの再会場面。
おいおい!せっかく可愛い西内まりやが、彼の胸に飛び込んで来るとゆうのに。もう少し上手い撮り方が出来んのかね〜!
ん?ちょっと玉森待てこら〜!
いいか〜!よく聞きなさい!
君達はまだ出会って3回目のはずじやないか〜!
おじさんは怒っているんだぞ(-_-#)プンプン
(2015年11月23日/イオンシネマ越谷レイクタウン/スクリーン3)
全7件を表示