ズートピアのレビュー・感想・評価

ハワイ行きの飛行機内で鑑賞。
ディズニー映画をみないわたしにとってはあまり感動が感じられない。しかし、話題作とだけあってみておこう。友人は大好きで、テーマ曲が頭から離れない。

さすがディズニー、安定の面白さでした。
いつものごとく、人参のペンだとか、「血が！」のシーンだとか、とにかく数え切れないほど同じフレーズ・シーンを違う意味で反復させるワザが多かったです。ディズニーの得意技。
内容は面白かったと思うので、是非とも字幕で見ていただきたいと思うのです。
シンプルに上戸彩の台詞が音痴で下手だというのもありますが、内容・訴えたいことが吹き替えだと幼稚にされてしまっているように感じました。
字幕では、ジュディはもっと面倒くさい堅いしゃべり方をします。例えば、受付に「可愛い」って言われたときに、吹き替えではサラッと流しますが、字幕では「ウサギ族にそれを言われるならともかく、あなたに言われるということは……」云々、めちゃくちゃ理屈っぽい返事を返して、頭が堅い感じをひしひしと感じました。
そんなジュディだからこそ、記者会見のシーンで差別的な発言をしてしまうわけです。そのシーンでも、吹き替えでは「緊張して失言しちゃった」って感じですが、字幕では「本音をありのまま言いました」という感じでした。
ジュディは本当にいい子で、わたしは差別なんてしないって思ってても、凝り固まった偏見はやはり持っている……というのが重要な訴えのように思うので、その辺を柔らかくしてしまう吹き替えに疑問を抱きました。
他にもニックの台詞や様々なところで感じましたね。とにかく、差別や偏見というテーマを、吹き替えは軽視していると思います。

ポップでカラフルな世界観。
動物たちも、個性的。

素敵な作品です。

ジュディがモフモフで超可愛いし、ニックのキャラも素敵です。ストーリーよりは都市の作りや普段の暮らしぶりが楽しかったです。何度も観たいですが免許センターのシーンと、48時間で解決しろと言っておきながら勤務中にスマホアプリで楽しんでいる署長のシーンが嫌です。まあ、みんな役を演じていただけなのかという気もしてきますが。英語版だとジュディがニックというかキツネを心底見下しているようなニュアンスもあるらしく、英語が分からないと100%楽しめない映画ではあると思います。

今日はスタンプが2倍day!やっぱりディズニー映画は素晴らしい!!

大人も楽しめるってレビュー多いので観て見たけども、おじさんには全くでした。キャラクターは魅力感じますがとても大人が楽しめる内容では有りません。以前から思っているんだけどレビュー者の年齢もしくは年代を載せた方が良いと思う。

感動するシーンあり、笑えるシーンあり、また現世界と被る部分も多く、自分のことなどと重ねてみることもできてよかった。

もう一回観たいぐらい面白かった

キャラが可愛いのは当たり前。
ですが、やっぱり可愛い^_^

ジュディーの鼻ピクピクは
悶絶モノです。

その他にも細かいキャラの
表情をじっくり見て欲しいので
大人も子供もぜひ
「吹き替え」を見て欲しい。

確かに上戸彩は棒読みです。
でも、それでも
そのほかのキャストのプロの声優さんが
その棒読みをチャラにするくらい素敵です。

今日は見たかったのに見れないでいたズートピアを、時間ができたので鑑賞して来ました。
いや〜これは凄い！本当に面白かった！
映像もさることながら、脚本も良かった！二転三転する展開が見ていて飽きませんし、むしろ時間がたつことにどんどん映画の中にひきこまれて行きます！
これこそ、エンターテイメントだなと感じました！

子供向き。完全に展開が読めた。ただ映像はすごい。俳優が演じるとあぁなるだろうなって仕草が多々ある。

ファインディングドリーが控えてるために、もう少しで上映終了と知って、最後の最後に見てきました、ズートピア。

最初は、勇気があればきっと救われる！みたいなの最近多いなあディズニー。と思ってたので完全にスルーしてましたが、なにやら口コミで広まってきて、大人でも楽しめるやら見てよかった！といった声を聞くようになり、だんだんと興味が出てくるものの、はたして1800円払って映画館で見るべきものなのか、DVDを待ってみてもいいんじゃないか、、、と、かなり、かなり迷いました。
しかし、映画館で見てよかった！
楽しかった！と声を大にして言えます！
映画館で見るべきか迷っている方がいたら、オススメします。
あの映画館の空気、大きなスクリーンで見たから胸に響くなにかがあったのかもしれないと私は思います。
迫力もストーリーも感動も笑いも、まるっときれいにおさまってました。
最後の歌のところ、本当に綺麗だったなあ…。

そしてなによりびっくりしたことが、満席だったこと。
4月の後半からずーっと上映されてきて、あと1週間程で終了なのに、まるで上映され始めの最注目映画のような熱気があり、すごい映画なんだと改めて思い知らされました。

他の方が言う通り、子どもも大人もおばあちゃんも、みんながみんな共感できる素敵な映画でした。
改めて、ディズニーは凄い！

動物が人間の心を持った世界で
うさぎ初の警官になったうさぎが奮闘する話。

思ってたよりテーマが重くてびっくり！
肉食動物と草食動物の食う食われるの関係が
人間世界に当てはめると差別になるのか〜

世界観も素晴らしい
動物がスーツ着て働いてるだけで面白いし
動物の大きさに合った施設とか街並みにも
こだわってて街見てるだけで楽しめた！
ほんとディズニーすごいよーーー

みんな人間みたいに生活してるのに
動物のくせみたいなのは抜けてなくて可愛い
特にジュディの鼻ヒクヒク、可愛い。

吹替にはサプライズ声優が地味にいるので
エンドロールで確認するのをおすすめします

今作も隠れ要素があるみたいで
僕は偶然にもエルサとアナコスの
ズートピアンを発見できました！

とても勇気付けられた作品でした！

2D字幕で。ツイッターとかでガルパンばりに好い評をやたら見かけたから、結構ハードル上げて観に行ったのだけど、予想以上に面白かった。ジュディもニックも良いキャラしてるし特にニック。

草食獣と肉食獣が手をとって生活してると言っても、実際は「優等生」なジュディ含めて互いの種に対して偏見まみれだし、結局でかい顔をしてるのは肉食獣や大型獣ばかりで羊や兎はうだつが上がらないというか不遇な目に合ってるし、この辺の世界観は(特にアメリカの)現実を反映してるんだろうけど、結構ハードな設定が徹頭徹尾守られてて、まあラストこそハッピーエンドだけど逆に最後まで嫌な感じで話が進めるのも、なのにグイグイ引き込んでいくのもすげーなあと。ディズニーはハッピーエンドばかりと揶揄する向きもあるけど、この嫌な話を楽しみながら最後まで見られるのは、ディズニーでアニメだからってのが大きい気もする。現実を舞台に実写でやったらともすれば滅入る話になるかもしれない。

ストーリーも凄くいいけど、映像本当に綺麗で吃驚する。動物たちが映らないと実写かと見間違う。ジュディがアクセルを踏み込むところとか実写のカーチェイスが始まるみたいな興奮があった。CGが発達しまくるとアニメと実写の良いとこ取りみたいな感じになるのかも知れない。

一番印象に残ったシーンはニックがジュディを擁護して身の上話をするシーンとジュディが記者会見で知らず知らずの間にニックを傷つけまくってたシーン。ジュディは肉食獣への不信感ともとられて言い逃れできないことを散々言っておきながら、ニックに向かって「あなたは違うわ」と言うが、この言葉が、昔大学の講義か何かで読んだ本に出てくる、在日朝鮮人への悪口を家庭教師に言いまくったらその家庭教師(その本の著者)に自分は在日朝鮮人だと明かされた学生の言葉とそっくりそのまま同じで、個人的に結構唸ってしまった。あと女ガゼルのポップスター「ガゼル」の役をやってたのがシャキーラだと知ったとき。アデルちゃうんかい。

動物の物語だけれど、人間社会に通じるような話
肉食動物と草食動物の確執、騙したり、騙されたり、考えさせられる物語
吹き替えの声優陣は、良かったが、歌が…
もう少し、意外性があり、歌の上手な人がいたと思う

少し長く感じた。ジュディが目が大きくて可愛かった。あのコンビが良かった。
肉食動物が野生化するっていうのが怖かった。それぞれのサイズの街や乗り物、お店など、多種の動物達が共存している感じが面白かった。

ただ、私的にはそこまでロングヒットしている、高評価をするほどの面白さは感じなかった。

吹き替え版を観ました！
上戸彩さんに、dream Amiちゃん、二人とも声がかわいい！！

かわいい声はもちろん高得点なのですが、最近のディズニーアニメは大人が観てもあれこれ考えちゃう内容なんですね。

しかし、ディズニーといい、宮崎アニメといい、主役級には俳優さんを声優さんに使うんですね。まぁ、毎回ディズニーは違和感感じませんが、声優さんも素敵なんだけどなぁ

吹替、字幕ともに観ました。
最初は吹替で観て、あまりに面白かったので字幕でも観ようと思ったのです。
それぞれに良さがありました。

上戸彩さんの声は違和感がなく上手だなあと感心してしまいました。
また芸人のサバンナ高橋さんもすごく良かったと思います。
字幕版では英語ならではのリズムの良さや押韻など、聴いていて心地良い台詞が多かったです。
あれを上手に画面に収まる短い日本語に訳すのは至難の技だろうな…と翻訳家の方を尊敬しました。

ただあのついつい口ずさんでしまいたくなる"♪諦めないでいこう〜"の歌に関しては、オリジナルのシャキーラの方が圧倒的に感動しました。
ラテンの力強さというのかな。
でもドリーム アミさんの日本語版も十分良かったです。

とにかく映像が綺麗でかわいくて、ダレる時間が全くない素晴らしい映画だと思います。
おっしゃっている方が結構いらっしゃる通り、確かに今までのディズニー映画とは少し違う雰囲気を醸し出しているように感じました。
2時間弱の間にこんなに色んな感情を味わえる映画はなかなかないのではないでしょうか。
もちろん結末はディズニーらしく、ハッピーで温かな気分になれます。
これはネタバレにもならないですよね。

こういうことを言うのは自分らしくないと思いつつ書くのですが、最近では奇しくも世界的にナショナリズムという言葉をよく耳にしたり、イギリスのEU離脱、移民を受け入れない姿勢のトランプ氏が支持を集めるアメリカの情勢、イスラム国の台頭、そして自分たちの住む日本でもなんとなく国全体の発想が内向きになっているような感じがしなくもない
…と挙げ始めるとキリがないくらい世界全体が"個"に目を向けている時期なのかなと思っています。
そんな漠然とした不安や心配がある中でこの映画(なんて絶妙なタイミング…)を観たので、そういう側面でも考えることがありました。
アメリカだからこそこういう映画を作れるのかな、と強く感じました。
説教臭くないところがまたスゴイ！

ただそんなに難しく考えなくなって、この映画は単純にサイコーだしワクワクするし、散りばめられたたくさんの小ネタにクスッ(もしくはワハハ)と笑えるし、きっといずれかのキャラクターに自分を投影して共感できる部分があるかと思う。
その要素だけでもこの映画は観る価値があると思います。
脚本って大切なんだな…と実感。

こんなに自信を持って人にお薦めできる映画は初めてかもしれない…！
老若男女問わず、きっとどなたでも少なからず勇気や元気をもらえる映画だと確信しています。
アニメとかディズニーはちょっと…という理由だけで見逃してしまうのは本当に勿体無いと思います。
私は還暦過ぎの父親にもアツく薦めてしまいました笑

ぜひ映画館でご覧になってください。
上映期間はもうどこもあまり長くない気はしますが…

ディズニー…すごいなあ！

CGやユーモアのすばらしさについては、もう色々な方が語りつくしてくれているので
特に印象に残った場面の感想を

・ジュディが事件の記者会見で話した後ニックに問い詰められた時「事実を話しただけだわ。うさぎは凶暴なDNAを持たないもの」みたいなことを言う場面、ジュディに全くの悪気はないゆえに凄く残酷。
ジュディにも肉食動物は獰猛だという偏見が心の底に偏見だと思わないほど当たり前として根付いていて、だからこそ、偏見はないんだ！と思っている。
自分のなかの偏見に気付かずよりよい世界を作るんだと夢を見ている、きっと偏見は常識や当たり前とほとんど同義なんだなと感じました。

・ニックに夜の遠吠えの玉があたってジュディに襲いかかろうとする場面、あれは玉がブルーベリーに差し替わっているとジュディも分かってたんでしょうか？？
前述の自分の中の偏見を知ったあとニックが本当に撃たれたとしたらジュディはどんな態度をとるんだろうなあと思いました。
（まあ、毒薬で凶暴になること自体はもう偏見とは関係ない問題なのでここでニックの善性を信じる必要もないといえばないのですが）
ブルーベリーに差し替えるという回避方法についても、2人の信頼の力でジュディは逃げない！ニックは本能ねじふせて襲わない！なんていう展開を期待してしまったのでちょっと拍子抜けしたのですがそれじゃあ夢物語になっちゃうのかな。

・最後に真犯人が捕まって一応事件は解決するのですが真犯人が更生する面はないのも最初は少し消化不良を感じました。
でもこんな風に偏見はなくせるよ！いけないことだって人を更生できる！なんて正解は現実にはないからこその描写なのかもしれないです。

そう思うとこんなに可愛いキャラクターと細かでわくわくする世界描写のなかで描かれてるのは今わたしたちの世界で起きてる「現実」を忠実に描いている映画だと思います。

まあこんなことを頭の隅っこで思いつつジュディが首席で卒業する辞典でうるうるして
ニックの幼少期の可愛さにもうるうるして
ナマケモノには爆笑して
深いテーマを感じながらもそれ以外の魅力でもとても惹きつけられる作品でした。