「社会問題がストーリーにうまく組み込まれている。」ズートピア ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
社会問題がストーリーにうまく組み込まれている。
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近年のディズニーは、社会問題に関連する描写に傾倒して、ストーリーがお粗末な作品がちょいちょいあります。
ズートピアもまた、種族の違いからくる偏見。そこから発生する差別や対立。それをどのように解決するかという、現実の人種差別に通ずる題材でありながら、説教臭くなく、面白い作品でした。
気になる点としては、肉食獣失踪事件の原因になった「夜の遠吠え」の後出し感でしょうか。
中盤から終盤にかけて、昔「夜の遠吠え」で一悶着あったことがジュディの両親から語られますが、それまで「夜の遠吠え」という単語は一切出てなかったと思うので、ちょっとご都合展開的に感じてしまいました。
序盤のシーンで存在が仄めかされたりしてれば、もっと納得感のある展開になったかな、と思います。
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