「羊、狼、獅子、鼠、白熊、黒豹、狐、水牛、兎、」ズートピア akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
羊、狼、獅子、鼠、白熊、黒豹、狐、水牛、兎、
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ナマケモノ、カワウソ、象、その他じつにたくさんの種類の動物たちがでてくる。ディズニー最新作が描く世界は、多種の肉食動物とその餌食となる多様な草食動物たちの共存する知的な社会である。主人公は二人の動物たち。スマホをもつ若い雌の兎ジョディと、少年時代から裏社会で小銭を貯め続けてきた差別される側の狐の青年ニック。ジョディは、初の兎警官であり、兄弟が二百数十人?いるという大家族の一員。この映画では、ほぼすべてのどうぶつたちが、服を着ていたが、着ていないもの達もいて、たしかに彼らの裸をみるのに幾分照れ臭くなっている自分がいて、監督たちにやられたーと思った。基本は人種差別についての映画だが、連続行方不明事件、薬物中毒や犯罪捜査、各種の偏見、コンプレックス克服についての示唆に富んだオトナな作品内容になっている。しかし、一番のテーマは、結局のところ、野生と理性の問題に尽きると思った。
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