「過去は消せぬが」独裁者と小さな孫 NECTARさんの映画レビュー(感想・評価)
過去は消せぬが
みなさん書かれているように、とりあえず、孫が可愛い。
泣いたり、踊ったり、発言がとにかく子供らしく無垢で、可愛らしい!
大統領はというと、孫のせいかそんな悪い人間に見えなかった(コレこそがこの作品の落とし穴だろう)が、昔は独裁政治で国民みんなから恨まれてますねー。
自分が作り上げた世界で逃げ回る大統領でしたが、その逃走劇の中で国民の現実を知り、色々もやもやしており、最後にはあまり抵抗をしなかったように見えた。
僕がこの作品で感じたのは、どんなに逃げ回って改心しても、起こってしまった事は変わらない、罪は消えない。人間は優雅に生きようが貧しく生きようが、喜び・悲しみ・恨みなどは過去にしか置いていけないし、今を生きるのにも過去というのは足かせになってしまう…と、いうコトか。
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