「ウィリアムターナーの伝記の様な映画」ターナー、光に愛を求めて 芸術のような映画が好きさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィリアムターナーの伝記の様な映画
100年の絵画史を1人で先取りした、天才。
ということで、鑑賞。
14歳で、王立アカデミー美術学校へ入学
水彩画を基調とした写実的絵画
15歳ではすでに光を捉えようとしていた
22歳にして初めて油彩画を出展
水彩画に打って変わり、黒を基調とする情緒的な絵を
印象派、抽象派へと100年かかる絵画の進歩を一人で先取りしたとされる
映画の内容はドキュメンタリーのように淡々とすすむため、少し退屈に感じるかもしれない。
ただところどころで垣間見得る
ターナーの絵画への価値観、光への捉え方、
そして、ターナーの絵画のかかれるに至る経緯
それらは大変魅入ることと思います。
そしてそれは大変汚く映されているのもまた良いです。
唾を吐きかけながら、油彩画を描き続け、
それは艶やかな絵となる工程は、
醜が美へと、本来相反するものが、昇華される。
大変、魅力的な映画だと思います。
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