劇場公開日 2015年11月6日

  • 予告編を見る

「3Dはどうでもいい。」エベレスト 3D mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.03Dはどうでもいい。

2015年11月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

相変わらず、3Dの効用がよくわからないが、本作には、作品そのものに力があった。

バルタザール・コルマウクル監督は、相当こだわりをもってこの映画を作ったと見受けられる。そうでないと、この話を映画にはできない。

僕にとっては、夢枕獏の「神々の山嶺」を読んでいたのが大きかった。エベレストを登ることがそんなに甘くないということを、文字の上だけでも体感していたので、本作にも入っていけた。

また実話なのだが、顛末をまったく知らなかったので、亡くなった人がいたことも衝撃的であった。

ベースキャンプで、ただ待つことしかできなかったエミリー・ワトソン、サム・ワーシントンの抑えた芝居は出色であった。

映画が終わる頃には3Dのことなんかどうでもよくなっていた。逆に3Dを意識するような映画はたいしたことないのかもしれない。

コメントする
mg599