「ついにグランパ。」96時間 レクイエム ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ついにグランパ。
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演技派リーアムをアクション親父に仕立てた快作の最終章。
これであの消耗品軍団への参加資格も十二分に得たところだが、
今作に至っては何が96時間なの?とますます主題からは遠のく。
それでもリーアム親父の活躍が観れればいいのだと腹をくくって
最後まで楽しむのが大正解。犯人コイツだろ!?と丸分かりして
しまうキャストの変更ってどうなのよと思いながら、ほとんどの
主演陣は変わらず続投、しかしファムケ、貴方また死んじゃうの?
そりゃないだろ的な役回りが多い彼女に申し訳ないが、でないと
親父が暴走し損ねるので仕方ない。とはいえ、娘人質の後半戦や
二転三転する犯人予測と裏腹に暴走率の盛り上がりの方は今一歩。
やっぱり親父も歳とったわね的な動きが多く、容赦ない振舞いも
さほどなくて終始素直。追跡者となるウィテカー刑事の安定感が
さらに安心度を増しちゃうから「アイツ撃たれるんじゃないか?」
っていう緊迫感もない。だって前作じゃ友人知人を急所を外して
バンバン撃ってたんだからね親父。あの無謀さはもう見られない。
とにかく真犯人を突き止め、元妻への復讐と娘の奪還あるのみ。
非常に分かりやすい展開と結末に、まぁこれでいいんだろうなと
思いながら、もう続編はダメか(てかムリかな?)という残念感と
初回の衝撃をまた味わいたくなる親父誕生記念シリーズの閉幕。
(まさかの続編、96時間/グランパ。っていうのだけはやめてね~)
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