「救えなかったミルズが、逃げて、追う!」96時間 レクイエム kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
救えなかったミルズが、逃げて、追う!
WOWOWのシリーズ一挙放送で観賞。
ロングバージョンとのこと。
今度は極力殺さない。
ロス市警が相手だから。
この映画、前2作より面白いかもしれない。
ロス市警とロシアンマフィアとの三つ巴の戦いで、市警にはフォレスト・ウィテカー演じる切れ者の警部がいる。この警部がそれほど活躍するわけではないが、いい役者がいると映画は締まるということを示した感じだ。
元妻レノーアは、前作から引き続いて夫婦仲が悪い。別れた元夫がまだ自分に気があることを知っていて、その事をダラダラと打ち明ける姑息な女だ。
「私って、男を見る目がないのね」なんて、再婚相手も過ちだが、あなたを捨てたのも過ちよ…的に色目を使う。
一方ブライアンは、濡れ衣を着せられそうになったからといって、警官たちをぶちのめして逃げなくてもいいだろうに。自分から説明しようともせずに、だ。
でも、そうしないと話が始まらないか。
警官を撃たなかったかもしれないが、あのハイウェイでのカーチェイスは死者が続出しただろう。
あ、また無粋なことを言ってしまった。
今回は仲間のサムたちが少し活躍する。
彼らもそれぞれ元CIA工作員なので、警官なんか赤子の手をひねるようなもの。
だったはずが、金持ち改め借金王に成り下がったレノーアの再婚夫に簡単にやられてしまうとは、どういうこと?
やはりこのストーリーは、シリーズものでなく独立したサスペンスアクション映画として作った方が、もっと面白く作れたかも知れない。
そういえば、キムの歌手になりたい夢はどうなったのかな?
人気歌手がボイストレーニングの費用出してくれるって言ってたのに…
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