「ラスト、アスランとシーヴァスの表情に考えさせられる。」シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト、アスランとシーヴァスの表情に考えさせられる。
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シーヴァスが、最初の闘いで死にかけたが、アスランによって生きる力を戻す。
その時点でのアスランとシーヴァスの関係からの展開に、犬とその飼い主の描き方。
人間同士とは違う絆の描き方が良かったが、アスランが自分の犬として育てたいと、
家族に懇願する。少年と犬との関係が深いものとなっていくが、シーヴァスは、「牧羊犬」ではなく、「闘犬」であり続けなければならない運命。次第にシーヴァスは次第に「闘犬」
である頭角を現す。しかし。アスランは「自分の犬」として育てたのだと、パンツ一丁に
なるまでも言い張る。しかし、大人たちはシーヴァスを「闘犬」として金儲けをしたがる。
終盤、闘犬としてシーヴァス生きていかなければならないことをアスランは悟る。
自宅に戻る車中、親の役であったアスランが闘いで疲れ果てたシーヴァスを身守る。
台詞はやや少なめでありながらも、お互いの心理描写??を画面に映しだしている。
これは、監督の力量と言えるかどうかは判らない。なぜなら、犬に演技指導をさせるのは
難しい。しかし、シーヴァスはの動きは、素でも見えるし演技をしているようにもみえるから。アリランが「白雪姫」の王子になれなかった。その心象描写をもう少し深く描いてほしかったです。私にとって非常に難解な作品でした。それにしても、イランの雄大な自然が見られたのは圧巻でした。
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