「日野日出志先生の『蔵六の奇病』をリスペクト。だが。」クラウン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
日野日出志先生の『蔵六の奇病』をリスペクト。だが。
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クラウン
こう言った映画では、事件が、なぜ夜起きるんだろう。
児童の人生を考えると、この位のお話で怖がる訳にはいかない。
意地悪な子供なのかもしれないが、何一つ報われる事無く殺戮にあってしまう。
それがイデオロギーが含んだ過去の何かに対するアイロニーとかなら許せるが『殺戮を怖がる』その程度だけなのだろうか?こんなもので、怖がる訳にはいかない。だから、心理的なシュールレアリスムもなければ、ペシミズムの欠片もない。
誤解されたくないが、それならばいっそ事過去の事件に囚われる事なく殺戮のみを描く方が寧ろ報われる。
勿論、カフカの如く『変身』した者は死を迎えるべきが定石だと判断する。
追記
『母親が自分の息子の為に他人の児童を生贄にしようと躊躇う』そのくらいかなぁ?出鱈目に怖いとすれば。
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