「攻殻+FF」ガルム・ウォーズ いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
攻殻+FF
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相変わらずといってもいい、押井守節。それにジブリの鈴木Pが絡んでくるのだからまぁある意味アクの強い内容に仕上がっている。SFファンタジーの定石とは思うのだが、あれだけのCGをみせられて、ある意味満腹感漂う仕上がりだ。
作品的には時間が短いせいもあって、これは始まりの章。ラストは次回に続ける意味合いで落としている。
一番困ったのは、とにかく登場人物や世界観の名前がさっぱり憶えられなかったこと。もう少し分かりやすい名称にして欲しかった。
そして、短い時間の割にはスピード感はあまり感じられず、正直睡魔に何度も襲われた。首を振って眠気を払うのに必死。もっとも問題なのは、はっきりいって深みが感じられなかったこと。サッパリ感が否めず、もっと情念みたいなものはないのかなぁと、これじゃ感情移入が難しい。設定がクローンのみでしか人間の繁殖できないという縛りがあったためか、しかたないのだろうけど・・・
これもまた相変わらずのバセット犬の登場。しかも今回はまるで主役級の出ずっぱり。何を訴えたいのかさっぱりわからない。
はっきり言ってこれこそ押井ヲタクの為の映画なんだろう。ガンアクション等はさすがだと思わせもし、またCGでの乗り物系のディテールはマニア心を擽るのだが・・・
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