クライム・ヒートのレビュー・感想・評価
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トム・ハーディー好きの俺からすると、この映画は「欲望のバージニア」...
トム・ハーディー好きの俺からすると、この映画は「欲望のバージニア」と並んでツートップ。
この映画での、静かで、賢くて、それでいて少しとボケていて、女や犬に優しくて、平凡で、慎重で、それでいて時には大胆で、過去の過ちを後悔していて、最後には少し希望が見出せたトム・ハーディがメチャ好き!
万人受けせんのは分かるけど、渋〜いのが好きな人には分かるかな?
この映画を観終わると、凍えながらホットコーヒーを飲みたくなるし、無精髭を生やしたくなる 笑
ド派手なアクションは必要ないんです
トム・ハーディ目当てに鑑真。
渋くて、狂気じみていて、でも人間らしさを忘れていない。
不器用で、ちょっと捻くれていて(マイクがいいらしい)、でも犬に話しかけるかわいいところがある。
トム・ハーディって悪い人そうな役しかやらないけど、
逆に全て情のある役でもあるんだよな…
ストーリーとしても、派手さはなくて終始落ち着いているんだけど、
どこか腑に落ちないまま進んでいって、綺麗に終わるところがイイ。
こういう、静かに観られて、それでいて集中する、我を忘れられる映画って貴重だよな。
最高
トムハを追っかけて色んな映画見たけどこれは本当に最高だった。
トムハの優しさと狂気が紙一重の演技。
さすがトムハ。目の演技が凄かった。こんな名作が日本で公開されなかったなんて凄い残念です。
始まった時からあった違和感が最後解けたような気がした。トムハ演じる孤独なボブが何だか切なく感じた。
とにかく始まった時からのめり込んじゃう。
一言文句を言うならなんで邦題ヒートしてんの?英語のThe Dropのまんまで良かったじゃん。
安い邦題にだまされないでください
映画を見ていると、登場人物の行動又は言動と、自分の願望や理想や希望的観測との間に差を感じることが、あります。
それが重なると、差がどんどん開いていきます。
開きすぎると、鑑賞をやめることもあります。
あまり差が開かないのが好きな映画だと思います。
差が開いても、展開によって、収拾してくれる場合もあり、それも好きな映画です。
The Dropはその差を全く感じない映画でした。
過剰描写がなく、かといって矮小描写もなく、100分ずっと納得がいく、珍しい体験でした。
主演はトムハーディとノオミラパス。ハーディが演じるのはCousinMarv'sBarで店主のマーフ(ジェームズガンドルフィーニ)に雇われているバーテンのボブです。
マーフもボブも末端ですが組織構成員です。
表向きバーですがモブ組織の金庫でもあり、マーフとボブは金庫番のような役割を担っています。毎夜、汚い金がDropされるバーというわけ。
ボブは危ないことには首をつっこまず、目立たないように生きています。敬虔なクリスチャンで、優しく純情ですが、周囲に足りない奴と思わせているような賢さがあります。滅多にいないキャラクターでした。
ラパスはDV男から逃避する薄幸女ナディア。男に強い警戒心。
ボブとは捨て犬を介して知り合い、なんとなくいい関係になりますが、粘着質のDV男エリックに見つかり復縁を強要されます。
ボブはエリックを射殺して、ナディアを助けますが、恋愛は描かず、あっさり収束します。
マーフは組織の金の横領を画策して、結局消されてしまう役で、生活に疲弊した中年を演じ存在感をしめします。巨で漢なガンドルフィーニの遺作でした。
ボブは一連の修羅場を切り抜けましたが、賢く立ち回ったので、誰にも疑われずマーフに代わってCousinMarv'sBarを継ぐことになります。
マーフやボブの周りを嗅ぎ回ってきた刑事のセリフ。
No one ever sees you coming, do they Bob?
「誰も君を疑わない、だろ?ボブ」
刑事は同じクリスチャンとして、世のクズを一匹始末してくれたボブを赦した、ということなのかもしれません。
よく見かけるバイプレーヤーJohn Ortizが演じていました。ホントにうまい人だと思います。
ストイックという言葉の解説見本のようなストイックな映画で、誰ひとりヒートしませんからクライムヒートという邦題はペケだと思います。
個性的な役者を揃えて、裏社会のやりきれない人間関係を静かに描いてい...
個性的な役者を揃えて、裏社会のやりきれない人間関係を静かに描いています。
ジェームズ・ギャンドルフィーニさんのご冥福をお祈り致します。
鑑賞日:2015.1.22
一度も出演しない人の名前が
劇中名忘れました渾名がグリーンサイドでしたか?その人の名前がよく出ます。それをちゃんと覚えておくといいです。
トムハーディの演技個人的に大好きで面白かった!
言葉にされなければそれは否定されてないも同じというのは悩ましいところ。
ロクス又の名をロッコと言うらしいが調べるといいかもしれない。ボブのペストを直すにはパンではなく彼女が必要。
おすすめはしない
劇場公開はしなかった作品らしいが、たぶん正解。
ストーリー云々よりも世界観を楽しむ作品だと思うので、
きっと万人受けはしないと思う。
北野作品にも通じるような、静かで骨太なハード・ボイルド。
糞ダサい邦題で損してると思う。
ジミー・マーカムとダブるボブ
この作品がダサい邦題を付けられ劇場未公開の有様に納得がいかない。
映画「欲望のバージニア」以来に渋い格好良いT・ハーディを堪能。
物静かで優しい普通の男に写るが裏社会に繋がった殺しの罪も逃れる感じが「ミスティック・リバー」のジミー・マーカムに通じる。
とにかくコノ映画のT・ハーディを大絶賛したいしJ・ガンドルフィーニの渋い佇まいも惜しまれつつ。
コレは映画館で公開すべきだった。
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