「時系列が・・・」世界から猫が消えたなら ▼・ᴥ・▼ Leo★/Rさんの映画レビュー(感想・評価)
時系列が・・・
<<あらすじ>>
余命わずかの平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、
自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。
その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命を延ばしてくれるという取引を持ち掛ける・・・。
■1日生き延びる為に何か1つ失う
面白い内容だと思い、最初は期待して見てましたが・・・
■時系列の入れ方がヘタ。
時系列の入れ替わりが多く、少し混乱します。
DVD貸してくれるタツヤのシーンでも『今日はこれだ』って何日も借りてて
あれ??1日だけ生き延びるんじゃないの??って思って
過去の回想シーンなのか、よく分からなくなる・・このシーンが一番混乱したかな。
それから海外旅行のシーンで、元カノがまた再登場してて、どゆこと??と混乱し、
レタス亡くなったシーンでも冒頭の自転車乗ってた猫は何??・・と混乱し・・
数分後には、ぁぁ・・そゆことか・・と納得するのですが、
過去回想シーンの入れ方ヘタすぎん??
編集と構成がひどく、視聴者のことを考えていない印象です。
■唐突に現れるトム
バックアパッカーのトムさん・・愛着が沸く前にあっけなく死亡。
そして彼女の「生きてやる」宣言。
どこまでトムさんとの友情が深いのか分かりませんけど
敬語で話してたくらいだから、そこまで深くないよね?
他人が死んで、私は生きてやる・・って思うのかなぁ??
トムさんが生きてやるーって言ってたから??なんか謎発言よ??
これに違和感かんじたから別れたの??
ちなみにこの海外旅行のシーンは過去の回想シーンなんだけど
佐藤健が「例えばもうすぐ自分が死ぬとして最後の時間を過ごす場所を決めないといけないとしたら・・」なんて会話をするので、回想シーンと見分けつきにくい紛らわしさもあるのよね。
■サバトラ猫ちゃんが可愛い♥
犬派の私ですが、猫ちゃん可愛すぎる(*´艸`*)
猫ちゃん出てくるたびに、なんかグッとはくるんだけども・・・
タオル巻いてるシーンは必見です♡
■お涙頂戴系だけど泣けない・・
恋愛映画?家族映画?動物映画?テーマがごちゃごちゃしてるんだけど
とにかく過去シーンとの時系列の入れ方がヘタなので、どうにも感情移入しずらいんです。
■理解力が無いのかな?最後よく分からなかった。
レタスからキャベツのくだりの、ぶっきら棒なお父さんの隠された愛、
夫婦愛で締めくくる感じで終わるんだけど・・
う~~~ん??主人公どうなったん??死んだのん??
これって過去の回想で終わってるのん?思い出しながら死んだのん?走馬灯的な?
それとも夢ヲチだったのか?余命までの幻想だったのか?
脳腫瘍だしな・・死にたくない主人公が最後は死を受け入れた
寿命まで1週間の走馬灯的な幻覚・・ってなやつかな。
■フォローするなら・・
私、夢ってよく見るんですよ。予知夢とか夢の中で夢って気づいたりとか
夢の中で夢を見てて、それも夢だったとか・・。
夢って場面がコロコロと変わるんですよね。
この映画の回想シーンがコロコロ変わるのは夢だから・・という意図が
監督にあったとするなら・・ある意味深い作品だと思います
個人的には残念な仕上がりだったような。
回想シーンをうまく構成してたらもっと良い映画だったなぁ~と思えたはず。
いい話なのに惜しいなぁ・・と思いました。