「生活が変わりそう」世界から猫が消えたなら marumaru218さんの映画レビュー(感想・評価)
生活が変わりそう
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不治の病を告知されて、その後の生活を描いた映画というのは、これまでにも何度も見てきた。
恥ずかしながら、自分自身が、そのような状況にはないため、そのような映画は、感動して涙することはあっても、一つの物語として見ていたことに、この映画を見て気付かされた。
この映画の主人公は、ごく平凡な生活を送っていた時に急に病気を宣告される。
実は、その病気が何であるか、不治の病であるかは、この映画のテーマとしては、実は大きな問題ではないかもしれない。
しかし、病気の宣告を受けて、主人公は過去、人生、命について考えることになる。
死に直面して、自分の過去を振り返ることによって、自分以外、家族や友人たちの存在意義の大切さに気が付き、逆に自分にとって自分以外の人たちの存在の重要さに気が付くことによって、自分の周りの人にとって、どれだけ自分の存在が重要であったかに気が付いたのだろうと思う。(この解釈は、直接表現されてないかもしれませんが。)
私自身に置き換えると、キチンと向き合えていないなぁと思い、これからの生活態度も変わってしまいそう。
いわゆる凡人である自分にも、命について考えさせてくれた映画だと思う。
細かいことを言うと、空想世界や現実世界、過去や現在などの状況が分かりにくかったり、矛盾もありそうな映画かもしれない。
でも、必見の映画だと思う。
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