劇場公開日 2016年5月14日

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「期待値が低かったので…」世界から猫が消えたなら トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0期待値が低かったので…

2016年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

プロデューサーの市川南って、東宝のヒットメーカーなんでしょ?
原作者も、東宝のプロデューサーだけど、この原作が映画に向かないって思わなかったのかな。
ま、人生経験の乏しい、ものを考えない「女子供」や、本当に死に直面してる人、自殺でも考えている人には、こころに刺さる内容の映画かもしれない。
しかし、55歳のおっさんには、まったくもってクズ映画だった。

函館の景色、役者も決して悪くないんだけど、とにかく話が浅い。

見た帰りに、本屋で原作の文庫本を立ち読みした。
確かに、ペラペラのあの小説が本としてある分には、それも「あり」だと思う。
しかし、劇場のスクリーンで上映するには、薄い、浅すぎるよね?

脚本も、岡田恵和って、映画になるとダメな作家なのかなあ。
まったく、心に響くところがなかった。

とにもかくにも、見なくていい映画。
ただ、そもそもの期待値は低く、それからすれば、腹も立たない作品ではあったね。

町谷東光