「ん〜」世界から猫が消えたなら U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
ん〜
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まあ、言いたい事は分からなくはない。
ただ映画としては、静かすぎてダレる。
どういう結末になるのかと、考えながら観てたけど…目新しいものはあまり無かった。
「世界はかけがえないモノで出来ている」
まあ、そうだよね。
唐突に始まる海外のシーンも「何が始まったんだ?」って感じだし。
結局のところ、後始末が出来るだけマシだという事への対比だったりもするし。
色んな絆を無くしていって、家族との絆だけはなくしたくないと…だから、猫は消せないんだ。
違うよなあ…。
恋人とも親友とも、家族とも関わりを断ったら死んでるのも同様…というか、大差なくなるというか。
「猫」と同時に「僕」も消えるんだ。
「僕」を知っている人が居なくなるから。
「猫」を消せないのは、「僕」の思い出も過去も、つまりは生きてきた全てが消えてしまうから…じゃ、ないのかな?
誰の記憶の中からも「僕」が居なくなってしまう。それは…生まれてこなかったという事と何が違うのだろうか?
…そういう事なんじゃないの?
あんな、何もかも達観したような顔で父親に会いに行けるかあ?
自分の後悔は、そこで一旦は片付くけど、親父の苦悩と後悔は、そこから始まるんだぜ?
なんつうか…結局は自己中心的な考え方だったなあ。
なんか、夢見がちな脚本だよなあ。
まあ、夢落ちなんだけどね。
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