ネストのレビュー・感想・評価
全15件を表示
ミザリー+α
1950年代、アパートに妹と暮らす精神不安定で外出恐怖症の姉モンセ。そこに怪我して転がり込んできたアパートの上の男性住人カルロス。モンセはカルロスを家に招き看病をするのだが、、、。
ここまであらすじを読んだ方ならば「恋愛なの?」「ミステリーなの?」とどっちの方向性に行くのか興味を示してくれるかも知れない。
しかし、序盤は男性カルロスが転がり込むまでが少し分かりづらく、姉の異常さがかなり鼻につき、薬もヤバいやつでそのまんま、安いスプラッター映画を掴まされた気分になった。
後半までやってる事がミザリーであり、ミザリーと言う名作が無ければ、「もう少し話題になったかな?」「もう少し作品が早くこの世に生まれてさえいれば!」感はあり。
まぁ、最後にお約束の秘密公開があるのだが、なんとも勿体無いネタなのである。良い意味裏切られた。
もう少し家族の事について語って入ればと思うと残念。
最後のネタだけは良かったのでご興味ありましたらどうぞ。
スプラッター・アパート
自宅であるアパートの一室で仕立て屋の仕事で生計を立てる姉と妹。
姉は広場恐怖症で一歩も外に出ない。
そんなある日、階段から落ち怪我した隣人の男性を部屋で介護する事になるが…。
人間ドラマかラブロマンスのようだが、本作、サイコ・スリラー。
スペイン発、『気狂いピエロの決闘』『スガラムルディの魔女』などで知られる鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアのプロデュース。
貞淑そうに思える姉だが、実はサイコ。
妹が外で男と会っているのを見たら、折檻。
介護する内男性の事が好きになり、監禁。まるでミザリー!
時折、行方不明になった父の姿が目の前に現れる。
妹と男性が親密になっていくのを知り…。
愛憎、嫉妬、妄想がどんどんイカれていく…!
姉のキチ○イっぷりは強烈。
なので、精神的に煽る戦慄のスリラーを期待したのだが…、
痛々しいグロ描写と流血のスプラッター。
『エスター』を引き合いに出されてるようだが、遠く及ばず。
一回観たら十分
エスターは超えられなかったが。
なぜエスターを引き合いに?
サイコサスペンス的な
狂気
全15件を表示