「スプラッター・アパート」ネスト 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
スプラッター・アパート
自宅であるアパートの一室で仕立て屋の仕事で生計を立てる姉と妹。
姉は広場恐怖症で一歩も外に出ない。
そんなある日、階段から落ち怪我した隣人の男性を部屋で介護する事になるが…。
人間ドラマかラブロマンスのようだが、本作、サイコ・スリラー。
スペイン発、『気狂いピエロの決闘』『スガラムルディの魔女』などで知られる鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアのプロデュース。
貞淑そうに思える姉だが、実はサイコ。
妹が外で男と会っているのを見たら、折檻。
介護する内男性の事が好きになり、監禁。まるでミザリー!
時折、行方不明になった父の姿が目の前に現れる。
妹と男性が親密になっていくのを知り…。
愛憎、嫉妬、妄想がどんどんイカれていく…!
姉のキチ○イっぷりは強烈。
なので、精神的に煽る戦慄のスリラーを期待したのだが…、
痛々しいグロ描写と流血のスプラッター。
『エスター』を引き合いに出されてるようだが、遠く及ばず。
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