劇場公開日 2015年7月18日

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「キル・ビル小僧が凄かったのに、最後には忘れてしまうほど・・・」Mr.タスク kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0キル・ビル小僧が凄かったのに、最後には忘れてしまうほど・・・

2020年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ウォレスとウォーラス、英語のダジャレかと思った。そしてまさかの展開に驚くばかり。江戸川乱歩の世界やわぁ。コンビニウォーズの前にこちらを見ておけばよかった。

 ストーリーとしては、「キル・ビル小僧」を取材するためにカナダに渡ったポッドキャスターのウォレス(ジャスティン・ロング)。しかし、彼は他界していたために取材のネタが無くなってしまい、トイレの張り紙によって、航海の冒険談が豊富なハワード・ハウ氏を訪ねることになった。話を聞くうちに眠りに落ちたウォレス。起きてみると、足が切断されていた!足だけでもおぞましいホラーなのに、さらに「セイウチ」に拘る老人に肉体改造される。

 ジョニー・デップもギー・ラポワンテとして登場しているが、クレジットにはギー・ラポワンテとあるのみ。コンビニ店員は『コンビニ・ウォーズ』と同じくデップ娘とハーレイ・クイン。そして子役の頃から変わり果てたハーレイ・ジョエル・オスメント君も相棒テディとして登場。

 「くまのプーさん」の話も伏線らしく使われていたけど、徐々に人間でなくなっていくのが悲しいところだ。しかし、エンドロール時の会話をみていると、そんなに悲哀を訴えるものではなく、単にふざけて作った感があるところがさらに痛ましさを感じてしまう。まぁ、とりあえず地上で最も残酷なのは人間ってことで・・・

kossy