「序章」メイズ・ランナー U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
序章
クリックして本文を読む
びっくりする程、大味な序章だった。
おそらく、謎が解明される度、そのディテールに必然性が付与されていき、物語にリアリティーをもたらしてくれるのであろう。
全てが迷路の中で展開されるのかと思いきや、とっとと迷路編は終わり、次は砂漠編らしい。
何が真実かは、語られる事もなく、信用できる要素もない。
主人公達を動かすのは、現状を打破しようとする焦燥のようなものだ。
自由である事こそ、人間の最大の尊厳だとでも、ぶちかます程に。
…とまあ、実際にはもっと葛藤や逡巡はあってしかりなんだが、印象に残らない。
…なんつうか、色々すっ飛ばして映画は制作されたのかと思う。
100%楽しむ為には、小説との併用がお勧めなのかな?
後は…その、世界を構築してるテクノロジーが、荒廃しきってる世界で、どうやって維持され続けてるのかが最大の謎だ。
おそらく、最終章を観ても教えてくんないんだろうなあ…。
電気が長い廊下を照らしたなら、もうちょっと喜んでもいいんじゃないか?
取り上げられた文明の下に帰ってきたんだぜ?
コメントする