「演劇と暮らしの往復のなかで」彼女たちの舞台 JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
演劇と暮らしの往復のなかで
ジャック・リヴェットにしては珍しく、
ダークな終わり方だった。
しかし、女たちがそれぞれの力を駆使して
男に復讐しようとする姿は良かった。
結構短く感じました。
エリック・ロメールの映画とも確かに似てるけど、
確実に違うのは関係性の描き方だと思う。
ロメールは、二人じゃないといられない、
二人だから、神秘的になるって感じがするけど、
リヴェットは、一人でも充足してるけど、
二人でないと、生き延びれない時があるって気がする。
手を組む、みたいな。それが好きなんだよなあ。
ロメールは運命の出会いだけど、
リヴェットは偶然の産物みたいな。
あと、ロメールは明るく愉快な勘違いユーモアが多いのに比べて、リヴェットの方は不穏で悪質。どちらも良いんですけどね。
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