劇場公開日 2015年3月14日

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「同世代には胸キュン間違いなし。壁ドンが苦手な方にも是非(笑)。」ストロボ・エッジ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0同世代には胸キュン間違いなし。壁ドンが苦手な方にも是非(笑)。

2015年3月21日
PCから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:登場人物それぞれの切ない恋模様が、それぞれの視点から切なく描かれる。同世代の人には非常に感情移入しやすい作品。
否:良くも悪くも若い(幼い)恋愛観なので、大人には少し物足りないかも。セリフもやや小説チックか。

 さすが少女コミックが原作だけあって、貸した服の腕をまくってあげたりとか、思わずキュンキュンさせるようなポイントが満載です(笑)。そんな中にも、最初は転んでばかりいた仁菜子が、恋愛を通して人間としても一歩ずつ成長していく様子や、愛した人のために己を犠牲にして走り続ける蓮、そして親友に裏切られたという過去を背負いながらも明るく振る舞い続ける拓海の切ない心など、三者三様の恋模様が絶妙な配分で描かれていきます。
 ただ、言ってしまえば狭いコミュニティでの幼い恋愛模様ともいえるので、大人の方にはやや受けが良くないかもしれません。どちらかといえば中高生の同世代の方に、とっても受けそうな作品です。是非是非片想いの人とご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド