「トポの心情をもう少し分かり易く描ければ・・・」凍える夜に、盲目の殺し屋トポ　よしさんの映画レビュー（感想・評価）

モーテルを経営するシングルマザーが、組織の大金紛失に巻き込まれる物語。

邦題の印象とは乖離する内容でした。
主人公は、愛する娘との生活を守る為にモーテルで働くシングルマザー。殺し屋トポに脅されながらも、「娘」を「生活」を守るために必死で行動します。
その必死さや逞しさ、それらを見て変化するトポの心情が見どころの映画です。ラストの展開も緊迫感があり楽しめました。
ただ、見どころのトポの心情変化が、もう少し分かり易くても良かったかもしれません。例えば、トポと娘の交流等を見せてくれれば、もう少し深く感じられたかもしれません。
正直、地味な映画であることは否めませんが、それでも一見の価値はあるように感じた映画でした。