「同じ右京でもこちらは・・・」王妃の館 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
同じ右京でもこちらは・・・
海外の観光映画というのはほとんどが失敗作になる現実。この映画も例外ではない。その前に浅田次郎の原作すらつまらないものだと感じてしまうほどだった。計画的なダブルブッキングという発想は面白いのですが・・・
2017年にはてるみくらぶ破産など世間を騒がせた旅行会社。格安のツアーというものには裏があるもの。この王妃の館もそんな旅行会社の闇の部分をもっと強く打ち出せば良かったのにとも思う。今年はコロナ禍でさらに深刻な状況になりそうですが、豪華なツアーなんて一生のうち何度も行けるものじゃないので、高くなってもいいから真剣に取り組んでもらいたいものです。
コミカルなところはもっとリズム感を出してほしいし、メリハリが足りなかったのでしょうか。プチルイの話が結局はメインとなってしまい、ダブルブッキングの話がどうでもよくなってくる。まぁ、ほとんどベルサイユ宮殿を楽しむだけの映画になってしまいました。
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