ANNIE アニーのレビュー・感想・評価
全247件中、221~240件目を表示
現代版も、明日は幸せ
映画化の情報を得た時は割とびっくりしました。「えっアニーなの?」と。正直“今更”感が強かったんですよ、最初は。最初はね。ミュージカルの老舗というか、手垢の付きまくった作品をここに来てぶっ込みますか、と。かなり前にも二回ぐらい映画化してるし「また同じことやるの?どうなの?面白くなるの?」という。ただ、キャストがやたらと豪華でしょ。ジェイミー・フォックスとキャメロン・ディアスとローズ・バーンって。この顔ぶれ揃えてきただけでもかなり気合の入った企画だと分かるし、ウィル・スミスが製作陣に名を連ねてるっつーしで(元々ウィル・スミスが大富豪役で自身の娘にアニーをやらせてって、父娘共演用の為の企画だったと小耳に挟みましたけども)、こりゃ一体どんな作品に仕上がってるのか!?と逆に気になってしまいまして。まあその程度の動機ですが。映画館にて鑑賞しまして。
設定を1933年大恐慌時代のニューヨークから現代ニューヨークに置き換えると、富豪は携帯会社(IT関連?)の社長となり、登場キャラクターに根っからの悪人は存在せず、そしてアニーは明るく奔放なまま(ここは不変ですな)。
改めて言いますけど、その“今更”じゃないですか、アニーって。映画で焼き直す意味あんのか?と本気で思ってたんです。けど観てみると、これがハッキリ言って悪くない出来でしてね。しっかり現代的な風味を取り入れてます。大筋な部分でストーリーは変わってないんですけども、にしても大分ね、細部からイジってます。「ああ、現代劇だな」って内容だし「現代劇のミュージカル映画だな」と。あと小ネタを頻繁にポコポコ入れてて(話に全く絡まないカメオ出演が滅茶苦茶豪華だったり)、そういう方面でも楽しませてくれて。
しかしこの映画を成功に導いたのは、やはりアニー役のクヮヴェンジャネ・ウォレスちゃんでしょうね。凄いでしょ、あの歌唱力。堂々としてて。ウォレスちゃん、『ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜』のハッシュパピーやってた子だったんですね。ああ道理で道理で、と。彼女の里親を名乗り出る大富豪ウィル・スタックス役のジェイミー・フォックスとの相性も良かった。これ、ウィル・スミスが演じるよりも結果的に良かったのかもしれませんね。あの絶妙的な軽妙さはウィル・スミスの醸し方とはまた違うというか、ケミストリーしてましたよ。
ミュージカル映画に、またひとつ名作が生まれたって感じですね。
期待以上でした
アニーの演技が素晴らしいです。アニーは普通ならつらいと思う時でも笑うのに一瞬寂しい目をして悲しげな表情になったり、スタックスとふざけるシーンでは10歳の女の子らしく笑ったり。彼女のひとつひとつの表情に感動しました。もちろん歌にも!あとで調べたら、この子がハッシュパピーでアカデミー賞ノミネートされた子なんですね!ノミネートも納得です!!
スタックス役のジェイミーフォックスもとても歌が上手でした。さすがです。また、彼のユーモアあるシーンでの表情も最高でした。
現代にアレンジされたストーリーと歌とユーモアがとても良かったです。でもオリジナルアニーのオマージュがあったりしてクスッとなる部分もありました。
期待して見たのですが、期待以上の作品で、また見たいと思える作品でした。
期待しすぎたかなぁ
ミュージカル映画ですから
夢物語
ミュージカルの作品につける文句ではないかもしれないが、魅力に欠ける脚本だった。
まずスタックスの潔癖症の設定がサッパリ活かされていない。
それによってアニーとの距離を取り、徐々に近づいていくのかと思ったが、どこを契機に2人が近づいたのか分からない。気づいたらアニーと抱き合ってたよ。
潔癖症の設定と同様に、ビジネス第一のスタックスがどこで考えを改め、大切なものに気づいたのか分からない。
歌・ダンスは悪くないとは思う。
が。ミュージカル映画にとっての歌・ダンスのシーンというのは映画の中の世界ではいわゆる会話みたいなものであって、それによって聴衆を感動させて、(まるでコンサートのようだった)というのはどうなんだろう。
あのアニーが聴衆の前で歌うシーンまでに練習している描写も努力している描写も全く無しで、いきなりブチ込まれた歌のシーンで聴衆を感動させてしまうというのは・・。全くハマれなかった。
冒頭のベッドで懐中電灯を揺らしながら希望を歌うシーンや、部屋の掃除に勤しみつつ歌うシーンなど楽しめる箇所があったことも確か。
ただ元も子もないことを言うと、こんな事を考えて観るべきではないと思う。「シェルブールの雨傘」を観るときにこんな事を考えるか?と。
けど、考えてしまいました。。。
それと他の方のレビューで、金持ちの家がすごいなんて歌われてもどうでもいいってのがありましたが、確かにそうだなと思いました。
ただ少し時代を置き換えて、貧乏な少女がお金持ちのお城のようなお屋敷に招かれて、舞い上がって歌を歌っていると考えれば有りなような気もする。
駄作
良いです!
歌がいい!
温かい気持ちになれる良作
『ANNIE アニー』を鑑賞。
ブロードウェイ・ミュージカルの映画化である。
時代はミュージカル版の1930年代から現在に変更され、それに伴いストーリーも大幅にアレンジされている。
携帯電話会社のCEOスタックス(シェイミー・フォックス)は、NY市長候補として選挙活動に励むが、支持率が振るわず苦戦していた。
ある時、交通事故に会いそうになった少女アニー(クワベンジャネ・ウォレス)を偶然助ける。
アニーは両親に捨てられ里親ハニガン(キャメロン・ディアス)の施設で生活しながら両親が現れるのを待つ日々を過ごしていた。
アニーを救った写真がネット上で話題となりスタックスの支持率は向上。スタックスはアニーを選挙に利用しようと引き取って同居する事になるのだが。
全編通しておなじみの楽曲にユーモアと涙を絶妙な配分で織り交ぜ物語を盛り上げる。
物語自体はミュージカル版とはかなり異なるので、ミュージカル版を期待すると戸惑うかも知れないが、作品としては非常に良くできている。
まず、アニー演じるクワベンジャネ・ウォレスが素晴らしい。
歌唱力、演技力ともに申し分なく、観客はスクリーンのアニーは見ているだけで元気と勇気を与えてくれる。
キャメロン・ディアスの怪演も良かった。意地悪な里親役なのだがどこか憎めない。名コディアンヌであるキャメロンならではの仕上がりと言える。
全体的にテンポ良く進む物語に絶妙なタイミングで挿入されるミュージカルシーン。
とにかく観ていて気持ち良い。
ノリの良い楽曲がそう思わせるのだろうが、観終った後の余韻は何とも爽やかな心地になれる。
ご都合主義だとか、他の孤児はどうなるのだとか、そんな余計な事は考えず素直な心で鑑賞してもらいたい。
ストーリーより!歌!を楽しんだ♪
アニーはミュージカルで観てて映画?って期待してましたが、満足でした。
ストーリーはわかりやすくって・・後半はちょっと・・子供向け?って思ってしまいましたが、流れはよく、最後まで楽しめました。
歌が一番の期待していたところで、これは良かった!
キャスト陣も唄が上手くって・・さすがです。
まさか・・キャメロンの歌声を聞けるとはーー。キャメロンファンなのでこれは貴重だった。
キャメロンのハニガン・・私は好きです。最近・・キャメロン映画・・あまり冴えなかったので・・ここにきてアニーで良かった。
個人的に納得のキャスティングです。(自己満ですwww)
ストーリーを味わうより歌を純粋に楽しむのもアリです。
ミュージカル映画としておススメしたい。
ぜひスクリーンで楽しんでいただきたいです。
子供達歌うまし。
ニューヨーク・ドリーム
実にアメリカ的な夢物語で現実離れしているのだが…。
感動的なストーリーであることは間違いない。
本作を感動的にしているのは、演者のチカラと音楽だ。
アニーを演じたクワベンジャネ・ウォレスちゃんの愛らしさ。あと犬…。
脇を名優ジェイミー・フォックス、そして最近新境地を開いたように思うキャメロン・ディアスの存在感は魅力的で素晴らしい。
それと何と言ってもみんな歌が上手い!
アメリカのミュージカル映画にハズレは少ないですね。
ただ結局のところ、金持ちが一人の女の子を救い、自分も大切なものに気がついて救われていくという話だが、残された他の子たちはどうなんだろうとか、キャメロン・ディアスのところにいても別に楽しそうなんじゃないか?とか、まぁ色々考えちゃう部分がないわけじゃないけどね。
やっぱりおとぎ話的ですかね。
音楽の力!
さすがのミュージカル作品
映画『アニー』を見てきました。おなじみのブロードウェイのミュージカルの映画化作品ですので、楽曲に定評があるのは言うまでもありません。ただ、途中で話の展開に中だるみがありますが、アニーに両親が見つかった話を捏造したくて、偽物の両親を用意するあたりから、俄然面白くなります。
キャメロン・ディアスがコミカルな役を好演しています(キャメロン・ディアスも歳をとったなぁ)。ジェイミー・フォックスといい、ハリウッド俳優の懐の深さはさすがですね。
主演のクワベンジャネ・ウォレスは素晴らしい。彼女の無くしてこの作品はあり得ませんね。
よかった
歌もダンスも楽しく、アニーちゃんがすごくいい子で、見ていて楽しい映画だった。できればお正月1発目で見たかった。
アニーや他の里子がすごくいい子で、特に心の傷も描かれず、精神年齢25歳くらいにしか見えなかった。里親にとっての最大試練である親試しもなかった。里親が突き放していて、上辺だけの愛情を抱いていないのがむしろいいのかもしれないと思った。
アメリカの里親は、独身でも可能で、5人くらい養育できることに驚いた。審査もそれほど厳しくなさそうだった。いろいろ不都合もありそうなのだが、それ以上に全体の利益を優先させているのであろう。
市役所のおばさんと、里親のキャメロン・ディアスがすごく面白かった。
前宣伝で上げすぎだった+微妙に浅かった
映画館の予告で見ていて、ずっと楽しみにしていた作品。ようやく公開ということで見に行ってきました。
半分近くがミュージカルパートで、出演者の皆さん、歌はもちろんのこと、ダンスもよく頑張っていらっしゃったなぁと。こちらもずっとノリノリで見ていられました。
しかし、ストーリー自体については、スタックスやあの里親の心情が変化するところの押しがやや弱すぎだったように感じられた点と、アニーがスタックスの元へいくにあたって、何か一発ドカンと選挙活動を後押しすることを自発的にしでかしてくれそうな流れだった気がするのに、実際はそういうこともなく、結局客寄せパンダで終始してしまった点で、個人的に不完全燃焼でした。
最終的には収まるところに収まって、きれいなエンディングで悪くはないのですが、前宣伝ですごくアゲアゲだったのに、なんだかなぁ・・・というところです。
シンプルにミュージカルを楽しむ方向を重視される方には、オススメな作品だと思います。
全247件中、221~240件目を表示