劇場公開日 2014年10月18日

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「切なすぎるラストに賛否必至。血塗られた哀しき運命。」泣く男 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0切なすぎるラストに賛否必至。血塗られた哀しき運命。

2014年10月31日
PCから投稿

泣ける

悲しい

怖い

【賛否両論チェック】
賛:主人公が要所要所で下す決断がとても切なく、思わず胸を打たれる。アクションも豊富で、観ていて飽きない。
否:完璧な殺し屋の割に、妙に感傷的な主人公には違和感がある。終わり方も好みが分かれそうな所。グロシーンも多数あり。

 冷徹で完璧だったはずの殺し屋が、「少女の死」という事件をきっかけに心変りしていく様が、とてもリアルに描写されていきます。そこまで感傷的になる姿に、どうしても若干の違和感はありますが、それだけ彼の中で「家族の死」というものが、相当重要なものだったんだと思います。タイトルの「泣く男」という言葉の意味も、最後の最後でようやく理解出来ますので、最後まで注目して観てみて下さい。
 アクションは本格的かつ過激で、グロテスクな描写も多数ありますので、その点だけご注意を。

映画コーディネーター・門倉カド