「忽ち消え去る人間性に戦慄」野火 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
忽ち消え去る人間性に戦慄
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Amazon Prime Video(プラス松竹)で鑑賞。
原作は未読です。
映像など、自主製作映画ならではの安っぽさが感じられ、クォリティー面では市川崑監督版には全く敵わないな、と…
しかし、生々しさは本作の方が断然上だと思いました。スプラッター映画かと思うくらいのグロ描写に圧倒されました。
餓えと渇きによって、人間性は忽ち姿を消してしまう。
人を極限に追い込む戦争の恐ろしさが胸に迫り、このような悲劇を繰り返してはならないと痛切に感じました。
現実に戦争が起きている今こそ、噛み締めたい作品。
毎年夏に再上映され続けているのも納得な名作でした。
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