劇場公開日 2015年7月25日

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「【毎年、8月に「野火」を読み、観る意義。強烈な反戦映画である。】」野火 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【毎年、8月に「野火」を読み、観る意義。強烈な反戦映画である。】

2019年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 視覚的に、観ているのが非常に辛い映画である。

 小説を読んでいる際には、自分の脳内でリアルな映像化を拒絶している部分があったのだが、ここまで苛烈にフィリピン・レイテ島での70数年前の出来事を映像作品として見せつけられると逃げようがない。

 塚本晋也の現代日本の状況に警鐘を鳴らさねばという気概、そして初演以来5年たった2019年夏にこの作品を上映する映画館の姿勢に襟を正される。

 日本が、このような作品が制作されても、上映出来ない国にならないことを切に願うし、そのためには私たちは何をしなければならないのかを深く考えさせられる作品でもある。

<2019年8月14日
 毎年、夏になると強烈な数々の反戦映画を上映してくれる”反権力の気風、気概の高き都市”のミニシアターで鑑賞。>

NOBU
CBさんのコメント
2020年8月4日

すごいっすよね。

観なければいけない映画、まったく同感です!

CB