「予告編はなるべく見ない方が良い。」悪魔は誰だ 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)
予告編はなるべく見ない方が良い。
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これは予告編はあまり見ない方が良いかも。勘の良い人ならたぶんわかってしまうオチだと思います。
なので、とりあえず情報として入れるのは、内容と観客動員数200万人突破してることぐらいの情報で見た方がいい。レビューもあまり見ない方が良いかも…。映画.comの方が書いた評論は上手く書かれてるので読むとしたら、そちらを読んでください。
以下、ネタバレ
さて、今作、もし主人公の刑事の目線として描き、観客も混乱させられるようにするという監督の意図とするならばよく出来た作品と言える。
しかし、実話ではないのにオリジナルとしてリアル風にここまで描いたことに凄みを感じるが、感情移入ができない。
これはどんでん返しに比重を置きすぎてしまったかな。
とにかく、今作、回想の行き方が雑。まあこれは伏線なのだが、妻の部分が実は回想になっているという作りはやや反則。
作りとしても雑に見えてしまった。
オマケにご都合主義があってしまうため、ちょっと冷めてしまう。
結局は「どんでん返しをやりたいがための作品」に見えてしまい、母の執念からくる心の響きがなくて、普通の韓国サスペンスの出来として終わった感があって非常に残念。
どんでん返しの明かし方も「あっ!」という驚く感じではない演出も残念。
しかし、邦題がなかなか的を得ていて悪魔とは誰なのかを考えさせる作品になっていることはなかなか良い所だった。
ネタバレは以上。
とりあえず、犯人と追いかけるシーンはなかなかの見せるし、どんでん返しは人によっては驚ける作品なので興味がある方はぜひ見てみてください。
なんだかんだ、見て損はないおもしろい作品でした。
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