「諦めないからこそ生まれた“奇跡”。ステキな歌声が紡いだ感動秘話。」ザ・テノール 真実の物語 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
諦めないからこそ生まれた“奇跡”。ステキな歌声が紡いだ感動秘話。
【賛否両論チェック】
賛:無理だと言われ続けながらも、諦めずに病気を克服して復活に挑む主人公と、彼を支える仲間や家族の絆に、感動すること必至。
否:手術のシーンは結構痛々しい。展開も少し出来すぎている印象を受けるので、現実主義な人には受けが良くなさそう。
歌手にとって命ともいえる“声帯”を壊し、誰しもがもう無理だと諦めてしまう中で、時にくじけながらも挑戦を続ける主人公の姿が胸を打ちます。終わり方は少し出来すぎな感はありますが、感動をより際立たせるステキな演出が光ります。
リハビリ中に復帰をためらっていたチェチョルが、諭してくれた幸司とユニに告げる、
「今やらないと、次もその次も、準備不足を言い訳にして何もやらないで終わる。だから公演に出る。」
という言葉が、心に響く作品です。
ちなみに、実際にも2008年に奇跡的な出来事が起きているようで、それにも驚かされます。詳しくはエンドロールをご覧下さい(笑)。
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