GONIN サーガのレビュー・感想・評価
全51件中、41~51件目を表示
前作の知識が全て。受け継がれた悲劇の運命。
【賛否両論チェック】
賛:復讐心に突き動かされ、理性を失っていく主人公達の姿が痛々しい。
否:前作と話が深く関係しているのと、人間関係が複雑なのとで、前作の知識が絶対必要。グロシーンも多く、伝えたいこともよく分からない。
この映画を楽しめるかどうかは、ズバリ“前作を観ているかどうか”で決まりそうです。一応冒頭や途中でも、前作の流れはおさらいしてくれるんですが、いかんせん人間関係が複雑なので、初見だと訳が分からないまま、何となく終わってしまう感が満載です。
遠い昔に狂ってしまった歯車がきっかけとなり、哀しい運命に導かれるように出逢った若者達が、復讐に取り憑かれて道を踏み外していく様子が、切なくも痛々しく描かれていきます。
グロシーンはかなり多く、一歩間違えれば“ただのヤクザ映画”で片づけられてしまいそうなバイオレンス映画ではありますが、かなり豪華キャストで描かれるダークな世界観を、是非肌で感じてみて下さい。
なかなか
一作目は見てません。見るべきだった。説明が早すぎて理解できないまま先に進んでしまった。話は面白かったけど。土屋アンナが佐藤浩市の娘だったとは‥。土屋アンナ良かった。最後の死ぬシーンは特に。安藤政信もあーゆー悪い役できるんだなと感心した。テリー伊藤は下手くそだった。
柄本佑も竹中直人も土屋アンナも打たれてもなかなか死ななかったり、19年植物人間状態だった人が一緒に仇討ちに行くくらい回復したり、いろいろありえないなーと思うところはあった。
前作を見ていないけど
続編だと知っていたので、きっとGONINを見てると状況も早く飲み込めたんでしょうね。
19年後の復讐劇、懐かしい役者も見れました。井上晴美さんや根津甚八さんの起用は、驚きましたが素敵でした。
迫力は、ありましたが、結局のところ誰得?
最後のシーンで彼が出てくるとは(笑)
あれから19年、経ったとは思えない当時の映像を再現
95年の「GONIN」観てから推奨。
あれから19年ですが映像はGONINの時に撮ったかのよう。
縦書き斜め文字や雨もそのまま。
一番目を惹いたのは土屋アンナ。
井上晴美の起用にも驚いたが、それより何より最期にアノ人が全部持っていったラスト。
根津甚八、痛々しかった。
根津さん
出張先の名古屋でたまたま。笑
試写で観ました。
とにかく根津さんの目。一瞬で、子供の頃ドキドキしながら両親と家でみたGONINの世界の引きずりこまれました。
その足でGONINリバイバル上映へ...。
あの頃のような役者さんの個性丸出しとかじゃないけど、いまの若い人が必死にもがきながらスクリーンの中で駆けずりまわってドロドロのぐちゃぐちゃになってる姿は泣けました。石井版、青春映画なのかも。
新宿の大きいスクリーンでもう一度見ます!!
どしゃ降りの中で繰り広げられる流血流血
石井隆監督の1995年作品『GONIN』の続編『GONINサーガ』、試写会で鑑賞しました。
前作は公開当時に観たっきりなので、ハナシはほとんど忘れていたので、この映画を観る前は「大丈夫かしらん」と心配だったのだけれど、前作のエピソードがカットバックで挿入されるので、まぁ前作を観ていなくても大丈夫なつくりにはなっていました。
なんとも歳月を経た因縁噺だこと。
その因縁噺は、途中までは破綻しておらず(と、いっても大輔の立場はちょっと常識的ではないのだが)、ストーリーがどうなるのかしらん、と興味を抱いて観ていける。
特に、五誠会の三代目に囲われた麻美(土屋アンナ)が絡み、彼女の荒々しいキャラクターの助けもあって、かなり面白く観ていられました。
ですが、かつての事件の焼き直しのような襲撃事件と、それに続く組のヒットマン明神(竹中直人)の登場、さらに事件の生き残りの悪徳刑事・氷頭(根津甚八)が事件に絡みだしてからは、ストーリーがかなり無茶になってしまい、それを補うのが、石井隆の演出なのだが、これが好きか嫌いかで、この映画の好き嫌いは分かれるでしょう。
とにかく、全編、どしゃ降りの雨。
クライマックスの室内シーンにまでも、スプリンクラーで水浸しにしてしまうという念の入れよう。
さらには、流血、流血、流血で全滅殲滅の場面が続くなか、主要な人物はなぜか生き延びて、その流血に輪をかける。
あまりに過剰。
そこまでしなくても・・・の雰囲気。
でも、これが石井隆節。
さぁ、好きか、どうだ、嫌いか。
出演陣では土屋アンナの凶暴振りが群を抜いているし、安藤政信も板についた悪漢ぶり。
これに比べると、当初ものがたりの中心と思われた東出昌大が、キャラクターの書き込み不足で、線が細く、映画を支え切れておらず、残念。
129分とかなりの長尺ですが、石井隆の世界は堪能満喫しました。
プレミア試写会で観ました。
前作を観ていないので比較は出来ないのですが、そこそこ楽しめました。豪華キャストはもちろんのこと、後半になるにつれてのストーリーの盛り上がりはとてもゾクゾクしました。キャストの皆さんも話していましたが、監督は男性をカッコ良く映すのが上手いと思います。ただ、セリフが少々説明チックな印象を受け、途中集中が切れました。
どうしちゃったの?
石井ワールドの持ち味はエロと暴力
究極の要素が持ち味なのでフォローは必要不可欠
石井ワールドでは、それが。そこはかとなく漂う良い意味でのVシネ風情なんですが…
今回の『サーガ』は違いました、フォローがあの良い意味でのVシネ風情ではなく『どうしちゃったの?』です
色々と『どうしゃったの?』があったのですが特に『おぃおぃ、勘弁してよ。』を書きます
この作品のキーパーソンとも言えるテリー伊藤
正直、どんな大根役者で棒演技でも。掛け合いの間があるのですが。彼の演技は、まるで壁に向かって独り言を言ってる感じ
本業がテレビカメラに向かって独り言を言うコンメンテーターですからしょうがないのでしょうね
本作限りで復帰の根津甚八
これまた、痛々しいを通り越して
これだけ医療が発達した時代なのに身体『どうしちゃったの?』
よく、つまらない映画だと「眠くなる…」と評価されますが
彼の演技する姿を見てたら、まだ若い内に掛け金が安い内に生命保険に複数加入しないと『イザ』という時に安心だよね〜
自分でも、よく分からない内に。この映画を見ながら生命保険のことばかり考えてました
生命保険の見直しが新たに出来たので星1つです
観ちゃダメ!!
先行上映で観ました。前作の大ファンです。
哀しいです。いや、哀しみを通り越して、怒りすら感じます。
闘病中の根津甚八さんを無理矢理引っ張り出して、石井隆監督は、とんでもない駄作を作りました。
荒唐無稽で、リアル感のない強引すぎるストーリー、何の詩情もない映像、冴えない演出……。
映画史に残る大傑作だった前作のような魅力は、全くありません。
脚本が悪いので仕方無ない部分もありますが、若手俳優達とテリー伊藤の演技が、本当に酷いです。完全にミスキャストです。オールスターキャストと言ってよい前作と比較すると、もう無惨です。(別役で登場した竹中直人さんは、さすがの存在感でしたが)
それにしても、根津甚八さんの登場には鬼気迫るものがあり、ゾクッとします。しかし、ファンとしては痛ましいばかりで、観ていて心が苦しくなります。
なぜあのような状態の方を、スクリーンに映さねばならなかったのか。本当に本人が望まれたのか??監督の人間性を疑います。
前作のファンには、名場面の数々が散りばめられており、懐かしい気持ちになるのも確か。ちあきなおみさんの名曲「紅い花」も、随所に登場し、ノスタルジックな気持ちを盛り上げます。そして、ラストはあの人も登場……
東出昌大さんは、舞台挨拶で「前作を観ていなくても大丈夫です」というような話をされていましたが、これはいけません。確かに映画の冒頭から解説はありますが、初めて観る方にはややこしすぎて、人間関係が全くわからないと思います。
【結論】
前作のファンも、今回が全く初めての方も、観てはいけない映画です。ぜひ、前作のみを、Blu-rayやDVDでご鑑賞ください。リバイバル上映もあるようですから、もちろんそちらでも構いません。
間違いなく前作は大傑作ですから。
全51件中、41~51件目を表示