「終わり方は賛否別れるが、ストレートな映画」味園ユニバース 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)
終わり方は賛否別れるが、ストレートな映画
ストーリーは終わり方以外では全然良い。
テーマがストレートに伝わってくる。
もう元には戻せない大切なつながり、記憶がなくなっても残る大切な出来事の瞬間に聞いた曲、徐々に家族のような関係になる出会いの大切さとストレートに入ってくる。
終わり方も賛否両論とはいえ、「しょーもない」ことかもしれないけど大切な瞬間がそこに映し出される。
物足りないラストのはずなのに不思議と満足感があったのはテーマとドラマがしっかりしているからだろう。
しかも、楽しさがありノリノリになれて実際のバンド『赤犬』の良いキャラクター性まで楽しめる。
さらに〈二階堂ふみ〉の相変わらずの見事な演技、〈渋谷すばる〉さんのしっかりした演技と劇場全体に響かせる見事な歌声。
とにかく1500円までなら(見た時は1100円)払えると感じる満足のある作品でした。
結果を求める人には不向きですが、劇場での鑑賞をオススメします。
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