「ブラックコメディタッチドラマ最後にホロリと」FRANK フランク まゆさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラックコメディタッチドラマ最後にホロリと
一人でイケてない曲を作りながら、仕事をし
、日常をマッチ箱に捉え、出て行きたいと願っていたジョン。
それが偶然から、FRANKのBANDへ。
ジョンとFRANK・他のメンバーとの異質感を前半から何だか感じていましたが、あのような展開になってはっきりと。そして物語は終わりへ。異質感が言葉で端的に上手く表現できないのがもどかしい。長く書くとネタバレにもなりそうなので止めておきます。
所々イギリスらしいブラックなユーモアを挟んで、笑える場面もありますが、ブラックコメディだけではない、精神病者の悲しみや、音楽を通じての仲間との心のつながり、バンドをやる上での目的・問題点等が浮き出てます。FRANKの不思議な魅力とBANDの音楽が素敵です♪80年代インダストリアルミュージックでいいのかな?ノイバウテンとか、POPグループとか思い出しました。この良さが分かるのとわからないのだと映画の良さが全然違うと思います。
それと、精神病に理解と温かみではなく痛々しさだけを感じてしまうと、この映画はコメディでは無くなってしまうんじゃないかな。
じわじわ後からも余韻が残る映画です。
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