「奇妙だけど決してコメディではない」FRANK フランク ヒカルさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙だけど決してコメディではない
2回鑑賞しました
1回目はどうも物語の世界に入り込めず(彼らの音楽が理解出来ないので、ジョンやメンバーがフランクに心酔するキモチがわからない。フランクの個性は魅力的でしたが)、モヤモヤとしたまま映画館を後にしました
正直、失敗したーと思いました
でも、その後、どうにもこうにもこの映画が気になって仕方が無いのです
3週間経っても気になるキモチがおさまらず、再度劇場へ足を運んだ次第です
ストーリーが分かっている2回目は終始フランク(時々ジョン、クララ、マネージャー)のキモチに寄り添い鑑賞出来ました
初回には見えなかった登場人物たちの心が理解出来て、初めてこの映画の良さが解ったのです
1回目では泣けなかったのに、2回目のラストシーンは切なくて切なくて涙がポロリ…
フランクの未来に沢山の幸せが訪れることを願ってやみません
何を言われてもへこたれない意外に強いジョン、口は悪いが愛情たっぷりのクララ、フランクの才能を愛したマネージャー…登場人物も皆魅力的です(何故初めから分からなかったのだろう…わたしのような凡人には理解して貰えないからこそ、彼らは孤立しココロに闇を抱えたのかも…)
『I love you all』が頭から離れません
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