劇場公開日 2014年9月20日

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「一郎と二郎は相変わらず最強コンビなのであ~る」幼獣マメシバ 望郷篇 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5一郎と二郎は相変わらず最強コンビなのであ~る

2015年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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相変わらずユルい、けどこの感じが本当に心地良くて、まあ物凄く面白いって訳でもないのですが、ついついクセになってしまう作品ですね。
最初見た時はこの二郎ワールドに戸惑いを隠せませんでしたが、さすがにシリーズ四作目ともなると、これがあればもうストーリーは何だって良いぐらい、二郎中毒になってしまいました。
しかし二郎と佐藤二朗は完全に一体化してますよね、本当に嵌り役!

さて今回はドラマ版の流れから二郎が離島にいるべーちゃんに会いに行くストーリーとなっていましたが、今回の二郎はある種悟りの境地に入った?と思えるぐらい、神々しく見えましたね。
相変わらずのマイペース、最強ニート状態ではあるのですが、言葉の端々からクズと神が同時に現れて、何でか思わず納得させられるような。
二郎語録に深みを感じる辺りの成長ぶりは、ある意味寂しくもあったりはするのですが・・・。

まあしかし毎度のことながら一郎には癒されます!
一郎に導かれて生きている二郎が、べーちゃんを諭すシーン、良かったですね~、このシリーズらしい顛末に、ほっこり感動させられました。
三郎も可愛かったですし、柴犬好きなら見逃し厳禁のシリーズでしょう。

また離島の地域再生問題にもユルく触れた辺りは、映画版ならではの重みだったでしょうか。
離島は変わらない良さもまた味だったりしますよね。
その問題に絡む「くさ」売りの老婆と二郎のやり取り、結構ツボでした!
それからヒロインの竹富聖花も可愛かったなぁ、やや存在感は薄かったですが、二郎が濃すぎるのでそこは仕方なしでしょう。
しかし本当に寅さん化してきましたねぇ、ここまで来たら5作目も作ってほしいなぁ。

スペランカー