「ストップウォッチとナンプレ(SUDOKU)」監視者たち kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ストップウォッチとナンプレ(SUDOKU)
冒頭からスリリングな監視班のテスト。細かなカット割りで観る者の記憶力テストさ受けているような気にさせられ、目を離せない状況となった。女性刑事役のハン・ヒョジュが可愛いためでもあったが・・・
SJホールディングスという架空のオフィスに警察の監視班、統制班、情報班を構えた特殊犯罪課。標的となったのは銀行強盗のグループだ。街中の監視カメラや動物の暗号名を持つ刑事たち。カバという見張り役の男は難なく見つかるものの、そこから先が厄介なのだ。「影」というリーダー(チョン・ウソン)を追うが、なかなか自ら手を汚さず、現場近くの屋上から知力を駆使して部下を駒のように扱っているからだ。
スパイアクションにも似た警察の特殊班。スリリングな攻防が続き、命まで狙われてしまう展開には終始ドキドキ。韓国警察は年4回の射撃訓練しか行われない(これは実話か?)。彼らもまた武装は特別な場合以外は許されない。また、「制服は国立墓地で着るもんだ」という過酷な職場。それを教えた彼もまた・・・
終盤にはアクションがメインになってしまうけど、途中までは監視のスペシャリストたちの活躍に緊張させられっぱなし。動物園の開園よ!と始まる一日の捜査。リス、モグラ、ダチョウ、オウム、毒蛇、ハヤブサ等々、一発で覚えられる記憶力が欲しいものだと痛感してしまいました。トイレシーンは良かったな・・・子豚ちゃんから子鹿ちゃんへの成長物語でもあった。
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