「高い映像技術が良い場面の描写を作るために生かされるようになった」ベイマックス Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
高い映像技術が良い場面の描写を作るために生かされるようになった
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:65点 )
ディズニー作品はCG技術がいたずらに高くてもそれを映像描写に生かしきれていないと今までは感じていた。しかし今回は空を飛ぶ場面が実に爽快で良く出来ていた。細かな描写で雲の形や街並みの映像や風景を再現して、それを前から後ろに流しながら空を駆ける疾走感が良く描かれていて、良い映像を作るために技術が存分に発揮されていた。宮崎監督をはじめとする日本が得意とする画像の表現する躍動感が、アメリカのアニメでもようやく実現されるようになった。このあたりは日本のアニメを研究して取り入れたのかもしれない。
物語の内容はそこそこだが、敵役も含めた登場人物の描き方や映像や設定が良くて楽しめた。何故サンフランシスコらしき都市の日本人が主人公なのかがよくわからないが、日本が良く描かれていたのも日本人として嬉しいところ。
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