劇場公開日 2014年8月29日

  • 予告編を見る

「とにかくやたらと難しい。アクション目当ては不向きか。」LUCY ルーシー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5とにかくやたらと難しい。アクション目当ては不向きか。

2014年9月2日
PCから投稿

興奮

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:「脳の覚醒」という、あまり誰も描かなかったテーマを扱っているのが、とっても新鮮。実際に起こりうるかは別として、人間の可能性や危険性を存分に描いているので、問題提起としては非常にイイ。
否:想像以上に難しい理論が語られるため、割と退屈しそう。終わり方も、なんだか難解で共感しがたいかも。純粋にアクションを楽しみたい方には絶対不向き。

 結論からいうと、アクション映画・・・といえるかは微妙です。なんだか難しい生物の進化の理論の説明が多すぎて、興味がないと頭が痛くなるかと思います(笑)。終わり方も「トランセンデンス」的な難しさがあるので、賛否は真っ二つに分かれるかと思います。純粋にアクションを楽しみたい方には、全く向かない映画とはいえそうです。ただし、途中のカーアクションのシーンは必見です。通常のカーチェイスなんかとは違い、脳の覚醒であらゆるものを予測し制御出来るため、ノンストップで突っ込んで対向車をかわしていくのがメッチャスゴいです(笑)。
 良くも悪くも、「脳の覚醒」という未知のテーマに挑んだ意欲作です。興味のある方は、是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド