「カーアクションだけでも観る価値アリ!」LUCY ルーシー ひめひめさんの映画レビュー(感想・評価)
カーアクションだけでも観る価値アリ!
劇場ポスターの印象的な瞳に引き込まれ、観ることにしました。
作品が始まって初めてベッソン監督だと気付いた始末。
だけどストーリーや演出が
this is BESSON!
今回も『覚醒』が大きなテーマだった。
人間の脳が覚醒していくとどうなるのか?を覚醒率と主人公の状態をリンクさせて話が進んでいくので内容がとてもわかりやすい。
ルーシーは麻薬で覚醒していくんだけど、毒と薬は紙一重!この作品でこんなことを強く心に刻みました。いわれてみれば幻覚作用だって普段眠っている脳の部分が覚醒して起きる現象だもんね。麻薬で超能力に目覚めたってまったくおかしくない。
あっ、超能力人間って、多くの人の頭の中で眠っている部分が起きている人のことなんだ。
って、わかるというか、感じるというか、思いました。
ルーシーが最初に目覚めたのが、物を動かせるサイコキノや人や物の深層心理や記憶記録を読めちゃうテレパス。残念ながらフェノメナキネシスやテレポートは覚醒しなかった(見どころのアクションやカーアクションを作るため???)けど、ロジックマスターにクレアボヤンジュ、ヒーリングやエレクトロキネシスなんかまで覚醒させてまさに超能力のオンパレード(笑)。
ルーシーを観たら今までマユツバで信じていなかった超能力も『あるかもしれない』って思えるようになつたかな?
PG12指定だったのでグロいシーンが多いの~?って、最初は観るのをためらったんだけど、どこが?だった。こういう年齢指定はもうちょっと一定化してほしい。
そしてお待ちかねのカーアクション!
これだけでも観る価値アリ!!!
さすがです!身を乗り出してニコニコしながらずっと観入っちゃいました。あの長さのカーアクションを飽きさせずに魅せる手腕はベッソン監督以外考えられません。
ラストで『エッ!?』となってしまったけど、まぁストーリーの展開を考えれば理解はできる。。。カナ~?個人的にはもうちょっと違うラストを見たかったけど。。。
アムールワケドの役をもっと有効活用して欲しかった。
いや~、でも久しぶりにニコニコ、ワクワクしながら観れた作品でした。
観賞料金1800円は納得の値段。