「シャイニング in ディズニーランド」エスケイプ・フロム・トゥモロー 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
シャイニング in ディズニーランド
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『シャイニング』オマージュ満載の一本。
社会的にも性的にもストレス溜めまくりなお父さん。
嫁と息子がイヤーな感じで、更にストレスを与えていく。
追いつめられたお父さんの発狂。母性への恐怖・父性への疑義。
冬のホテルからディズニーランドに舞台を移した『シャイニング』だなあと思う。
『シャイニング』だけでなく、画的には『地球に落ちて来た男』も真似てる。
過去名作を真似るシネフィル感より、ネコのバカっぽさが勝っているので、本作は、何だか憎めない。
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ディズニーランドでゲリラ撮影ということで、ガチなマーク・エリオットみたいな話かと思って公開初日に行ったら全然違ってたので、こんな小賢しいもの見るんじゃなかったと腹が立った。でも時間がたってみると、なんか憎めない作風だなあと思う。
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追記:近年の『シャイニング』オマージュの映画って、本作しかり『オンリーゴッド』『複製された男』しかり、「訳わかんねー」認定されることが多い。本作が小難しいんじゃなくて、元々の『シャイニング』が誤解されてるからだと思うなあ。あれ、別にニコルソンが怖い映画じゃないと思う。
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