「「ショウタイムセブン」の元ネタと言うことで・・・」テロ,ライブ ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
「ショウタイムセブン」の元ネタと言うことで・・・
「ショウタイムセブン」面白かった〜!と感激したところで、皆さんのレビューを読んでいたら、このオリジナルの存在に気付きました。
俄然、興味が湧いていたらNetflixで見つけて、即鑑賞です。
最初の方は、全く一緒じゃん。
まぁ、日本人の役者さんの方が馴染みがあって、わかり易いな〜と思いながら観てたんですが、徐々に食い違いが生じてくる。
【ネタバレ!「ショウタイムセブン」のラストについても触れますので、要注意!】
「ショウタイムセブン」については、錦戸亮さんが犯人だってことは、前情報で知っていたんですが、本作品ではミステリーの要素も入ってました。犯人を名乗る男が実は死んていたってところで、あぁ息子だなと、「ショウタイムセブン」を見ていたから、分かっちゃうんですが、後半の展開の大掛かりなこと!まさにテロ・ライブでした。
橋の爆破で被害者が出たり、テレビ局で警察長官が殺害されたりと、随分危ない話になってきたなとは、思ってたんですが・・・
まさか、高層ビルの倒壊にまで展開するとは、ホンっと驚き!
お国柄で、そうなるんでしょうね。
テロの暴力には屈しないと言うことで、他の部分に目を向けさせて、犯人の動機や大統領の行動がウヤムヤになってしまいました。
で、結局、罪を被せられた?(実際に加担してたようですが)形で、キャスターが爆発ボタンを押すという、何とも後味の悪い結末を迎えた一本でした。(現場キャスターだった奥さんも助からなかったし)
それに比べて「ショウタイムセブン」は、ホンっとエンタメでしたね。まさにショウタイム、暴露目的で死者は出てなかったんじゃないかな。阿部寛さんの告白?が見事な幕引きを魅せてくれました。
こちらは、最後にロンドンでテロの爆破事件が起きたという速報で終わります。これって「ショウタイムセブン」の中で起こった現役総理大臣が絡む重大な事件も、新たな事件で霞んでしまいますよっていう、今の日本の状況を描いてると解釈したんですが、それで良いですよね?