「満足出来る面白さまでは運んでくれなかった」ザ・バッグマン 闇を運ぶ男 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
満足出来る面白さまでは運んでくれなかった
鞄を運び、指定されたモーテルで待つという仕事をボスから指示された殺し屋。娼婦を匿った事から、最悪の一夜が始まる…。
ボスやその手下、怪しいモーテルの管理人、娼婦に乱暴する男たち、悪徳保安官、そして謎めいた美人娼婦…一癖も二癖もある登場人物たち。
上手くやればタランティーノ風のクライム・ムービーになりそうな面白そうな話だったが…、イマイチだった。
もっと話が巧みに入り組んで目が離せないと思いきや、何と言うか、のらりくらりというか…。
トリッキーさもバイオレンスもユーモアも足りない。
主人公が一人の女に翻弄される一種のファム・ファタール物…?
気になる鞄の中身やラストのどんでん返しもパッとしなかった。
ジョン・キューザックは好演してるが、凄腕の殺し屋に見えなかった…。
デ・ニーロもゲスト出演程度。
娼婦役の女優の美貌は拾い物。
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