「天才という名の鎖」ラブ&マーシー 終わらないメロディー 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
天才という名の鎖
観終えた後、帰って一刻も早く「ペット・サウンズ」を聴き直したくなる一本。
時制の入れ替えや、人物把握、当時の音楽業界のシステムなどに予備知識はあった方が良いだろう。
その点で取っ付き難い作りだが、とにかく音楽好きなら必見。
ブライアン・ウィルソンの凄まじさを改めて思い知る。
天才と狂気は紙一重、それを計るのは果たして誰なのか。
主人公を演じたポール・ダノ、ジョン・キューザックの2人も、抑えられた演技が逆に内に抱えたモノを語るようで本当に良かった。
物語も一本調子な伝記モノではなく捻っていたのも◯。
若い世代の音楽好きに是非観て欲しい作品。
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