劇場公開日 2014年9月6日

「前野朋哉の完璧な童貞演技」鬼灯さん家のアネキ 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5前野朋哉の完璧な童貞演技

2018年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

萌える

最初はエッチなだけのC級映画かと思ったが、意外や意外よく出来ていた。
非リアな少年時代を過ごした人間には、エッチなおねいさんにからかわれるのを観ているだけで、それだけでニヤニヤしてしまう娯楽性がある。ただ、観てる方は大人なのでだんだんピュアな気持ちが薄れて、単純に助平な気持ちになってしまうのだが、そこに佐藤かよを配役することで理性を引き戻す事に成功している。上手い。結果、最後までピュアな気持ちで観ていられる。
シナリオもコミカルなだけでなく泣かせるトコロもあって原作とは少しテイストが違う気もするが中々良かった。
一番良かったのはなんと言っても前野朋哉の完璧な童貞演技ではないだろうか。もちろん学生にはまったく見えないのだけど、童貞には見える、というか童貞にしか見えない。谷桃子や佐藤かよ川村ひかるなども演技がここまで出来るのかと感心した。
苦言を挟むとすると、モト冬樹演じる父親が登頂に成功したとき全然感動できない事と、佐藤かよの手のアップはやめてあげて欲しかった。

コメントする
佐ぶ