宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海のレビュー・感想・評価
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総集編のダイジェスト?
リメイク作品としてはよくできていたレギュラーシリーズの「宇宙戦艦ヤマト2199」ではあったが、この作品は自分的には下の下。
映像も美しく、戦闘シーンの迫力もあるが、それだけ。
ヤマトにあったハラハラ感やドロドロ感が消えてしまい、味の無い作品であった。
冥王星戦闘から始まったので、エンジン始動のあの緊張感もなく・・・
ドメルとの戦いもなんか蛋白・・・
旧作品にはなかった、保安部の存在と出雲計画、ディッツ提督との和平など大事な要素が台無し。
もう少し、なんとかして欲しかった。
ノランの最後をまた見れた。
敢えて雪を外へ逃がして、ガミラスを救ったノランを見れただけでも、この作品の意義はある。それはドメルもまた然り。今回デスラーの最期をカットしたのはちょっと不満だったけど、ヤマトに帰ってこれたのは良かった。
映像と音楽は素晴らしい
昨年まで足繁く映画館に通った「ヤマト2199」。
結局「第七章」まで全部観たワケですが。
まあ、「そこそこに面白かった」印象です。
同時進行のTVシリーズでの放送はほとんど観ず仕舞い。
それの総集編が劇場公開ということで、ちょっと気になって観に行って来ました。
旧作では、総集編が大ヒットしてその後のアニメブームとなりました。
もちろん、今回はあの時とは全然違うわけですが、年末には「続編」的な新作も公開されることもあって、その「予告編」的な総集編という意味も大きいと思われます。
しかし。
今回の総集編を観た感想としては、これはちょっとナァ。。。って感じでした。
冒頭から、いきなり「そこからか!?」っていう導入部で、しかも長い。。。
そんなに尺取るようなエピソードか?
全体的に、意識的にかどうか分かりませんが、旧作の「名シーン」と言われる部分を縮小又は大胆カットして、今回の「2199」版でのシーンがメインになってる感じでしょうか。
なので、私のような旧作ファンには、旧作名シーンの扱いは残念。。。
具体的に残念だったのは、一番好きなシーンと言ってもいい、地球からの旅立ちシーン。爆煙の中から雄姿を現すあのシーン、短すぎでしょ。
その前の夕陽に映える戦艦大和も軽い扱いだし、波動砲の試射や初ワープなどは全面カットとか。
最悪はラストで、もはや、あれは「総集編」なんかどうでもよくて、とにかく、この続きが年末の新作だからね~!って感じで、思った通りの「新作の予告編」でした。
しかしながら、新作の予告編としても出来が悪い。
つまり、今までヤマトを全く観た事が無い人が、新作に興味を持って、その前に予備知識としてこの総集編を観るという需要に応えてない。
今回の総集編、ある程度、予備知識が無いと、ただ「ドンパチ」してるだけで、そこに至る心理描写とか少なすぎるので、もう、何が何だかなコトになるんじゃないかと。
で、下手すると、新作を見せたいための予告編どころか、逆に興味を無くさせる事にならないかと心配になるくらい。
もはや「総集編」として成り立ってない。
ただの「ダイジェスト」、いや「適当に繋いだだけ」な映画でした。
まあ、私が「ヤマト2199」に、あまり思い入れが無いだけかも知れませんけどね。
やっぱり、旧作への思い入れが強過ぎるんでしょう。
今回の総集編でも、一番良かったのは、冒頭の主題歌と劇中のBGMでしたからね。
要は、旧作が好きなだけですね(笑)
なので、「2199」好きな皆さんには充分に楽しめる映画だと思います。
とは言え、ここまで付き合ったので、次の新作も観てみたいとは思ってます。
総集編ですから…
始めてみる方には少し辛いかもしれませんが、意外とすっきりまとまった感じでした。島、玲、薫、セレステラなどの描写をかなり抑えた感じです。
駆け足感はありますが、ドメル戦の描写などはかなり頑張っていました。
全体としてはヒューマンドラマ感はかなり薄れていましたので、やはり本編を見た人にとってのボーナス編として楽しむのが良いかと思います。
追加シーンも適度に楽しめました。
最後は、次作への布石となっており、イスカンダルからの発信後がテロップの中で上手にまとめられていました。
後、でれでれのヒス副総統とヒルデのその後の1コマ、メルダ以外でガミラス側のほんわかした1コマは印象的でよかったです。
(先行上映より)
やはり、ヤマトです。
ヤマト冥王星海戦から、はじまり~イスカンダルまで、かなりの早さで駆け巡ります。あと、帰途の途中のデスラーの襲撃は、無くなってます。しかし、ヤマトは、面白かった!
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