「まるでハーバード白熱教室!ユニークな哲学フィクションドラマ」ラスト・ワールド waxcafeさんの映画レビュー(感想・評価)
まるでハーバード白熱教室!ユニークな哲学フィクションドラマ
いろいろ映画を観てきましたが、
久々に楽しめた作品だったのでレビュー書いちゃいました。
なんだろうね。発想が斬新というか、その見せ方もユニークです。
たぶん哲学が好きな人なら楽しめる内容かと。
舞台はどこかの大学?の哲学?の教室かな。
最後の授業で先生から出されたお題は「人類存続のための思考実験」
核爆発により核シェルターへ逃げなくてはならないのだけど、
そこに入れるのは10名まで。全員は助かりません。
そこで人類存続をかけ、生き残るべき人を皆で選ぶ必要があるわけですが…
…といった想定のもと、
教室内であーでもない、こーでもないと、様々な視点から人選を進めます。
舞台は、教室と、仮定した想像上の世界を行き来しながら展開します。
白熱する議論は、あの「ハーバード白熱教室」のような面白さ^^
ここで一つ注意ですが、
この作品はSF作品ではありません。表現方法がSFチックなだけです。
部屋に閉じ込められて思考ゲームさせられるあのサイコスリラーでもないです。
そこを期待して見てしまうと裏切られるかも。
哲学ドラマをベースに、SF的表現で娯楽性を高め、恋愛要素でひねりを加え
楽しみながら「生きる意味」について探求できる作品。
実際「生きる意味」というほどの重いテーマ性は持ってないかもですが…
作品中、矛盾やツッコミどころもありますがそこはご愛嬌。
思考実験の結果や、物語の結末についても賛否両論ありそうだけど、
一つの解として、僕は好感が持てました。
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